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風そよぐ、晴れた海

用途・好みによって変わる自転車タイヤの最適解

用途・好みによって変わる自転車タイヤの最適解_e0066210_17115778.jpg
今回はタイヤの話です。

タイヤはサドルと同様、非常に難しいパーツです。
同じツーリングや街乗りに使う自転車でも、ロード、スポルティーフ、ランドナー、キャンピング、折り畳みなどのポタリング用自転車などでそれぞれ考え方が変わってきますし、また好みもあります。

軽けりゃ良い訳でもなく、また頑丈ならば良い訳でもない。

もちろん、ある程度この目的ならコレで決まり、というものはありますが、基本は『とにかく試して、好みのタイヤを探せ』としか言えない部分があります。

今回は私が感じた一つの例として受け取っていただければ、と思います。

*****************************************************************

以前、フォールディングバイク、ダホン(DAHON Visc P18)のタイヤを交換しました。
交換理由は、タイヤが減ったからではなく以下の理由です。

・コーナリングで「クニャ」とクネる感覚が気持ち悪い。
・舗装の石粒の凹凸まで拾い、ゴリ感が伝わってくる。
・空気圧を上げても抵抗感があり、疲労が大きい。

元々着いていたのは、シュワルベ・コジャック(SCHWALBE KOJAK)20x1.35。
これがどうにも、私の好みに合わない。


回転の抵抗感などは、ハブの回転の具合やチューブの抵抗も考慮。ハブのオーバーホール、チューブの交換、タイヤパウダーの使用と工夫をしましたが、ほとんど変わらず。

結局のところ、

・サイドウォールが柔らかいため変形量が大きく、接地面も薄いことがすべての原因

と推測。真逆の性質を持つタイヤに変更することにしました。

● 交換後のタイヤは?

交換したタイヤは、シュワルベ マラソン プラス(SCHWALBE MARATHON PLUS)。
用途・好みによって変わる自転車タイヤの最適解_e0066210_17063106.jpg
サイズはコジャックと同じ、20x1.35。
シュワルベのマラソンシリーズは、プロテクションと耐久性に定評があり、ツーリングの定番です。
但し、激しく重い。
重量を比較してみると・・・

・SCHWALBE KOJAK 20x1.35 (406)
  → 285g

・SCHWALBE MARATHON PLUS 20x1.35 (406)
  → 560g

マラソンプラスの方が275gも重い!マラソンプラス1本で、コジャックのほぼ2本分!
マラソンプラス20inc1本で、今のパナのパセラ26x1.5よりも重いという・・・。

それでも、どのような変化があるのか試すため、交換。

● どのような変化があったか。

ところがですよ。

スムーズなんです。

スーッと進み、抵抗感なくスピードが伸びる。しかし、グリップ感はあり、安心できる。
むしろグリップが良すぎ、コーナリング中ステムの折り畳みジョイントの剛性不足を感じる程度です。
キュッと曲がり、カチッとコーナリングが決まる。
手に伝わるゴリ感も、コジャックと比較して非常に少ない。
もちろんグリップ感も段違い。

コジャックに比べ、ショルダー部の剛性の高さを感じます。
厚いトレッド面は、程よい弾力を感じます。
小径ということもあり、重量増のデメリットはほとんど感じることはありません。
(26HEや700Cですと、これだけの重量増は走行中かなり重さを感じます)

● 注意点は?

基本的には特にありません。
しかし、泥除けをつけている場合、特に泥除けのステーや取り付け位置を工夫し、タイヤとのクリアランスを調整している場合は少々気を付ける点があります。

コジャックよりも、マラソンプラスの方がハイトがあります。
これは、強力な耐パンクベルトがタイヤ内にセットされているためです。

ギリギリで泥除けを取り付けていると、かなりクリアランスが狭くなる可能性があります。
ここは現物合わせで調整するしかありませんが、干渉しないように注意してくださいね。

そうだ。サイコンの周長設定も調整が必要ですね。



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# by kaze_soyogu | 2016-12-28 20:00 | その他自転車整備、装備

開けてビックリ! 中古品の罠 - シマノペダル PDM-324オーバーホール

先日、ある中古自転車チェーン店でこんなものを購入しました。

そう。
↓の記事でも紹介しました、シマノの片面フラット、片面ビンディングのPD-M324です。


片面フラット・片面SPDペダル。汎用自転車にいかが?


このペダル、フラッと面も非常に使い心地がいい。
そして、我が家には兼用ペダルを必要とする、または今後必要になりそうな街乗りオールラウンダーが、4台存在。
なので5セット在庫、現在2セットを使用しています(すべて中古品)w
今回のテーマは、そのうちの1セットのお話し。


● 開けてビックリ。機構が無視された組上げが成されている。

このペダルだけ、サビも多くかなり「ヤレて」います。
しかも、ガタがある割回転が少々渋い。ちょっと状態が掴めない。
それでも購入したのはこういう理由。
「さほど見た目にこだわらない、日常使用の自転車ならこれくらいの状態が『もったいない感』を覚えず気軽に使える。」

オーバーホールすれば何とかなるだろう。スチールボールもまだ200個くらい残ってるし。と甘い期待を抱きOHを開始。

ところが軸抜いてみてビックリ。

開けてビックリ! 中古品の罠 - シマノペダル PDM-324オーバーホール_e0066210_1344372.jpg


これ、ベアリング式のペダル。スチールボールで回転させるはず。

なのになぜか。

根 元 側 だ け ブ ッ シュ が 入 っ て る (画像の赤い筒)

先端はと言えばブッシュもスチールボールも無く。

玉 押 し と ワ ン が 接 触 し て る ヾ(´Д`;●)

もうむちゃくちゃ。誰だこんなことしたの。。。
3/32"のスチールボールは新品を在庫しているからいいが、ワンは傷あるだろうなぁ。

とは言え、こんなひどい状態にされて可哀想。とりあえず正常に組み、不都合があったら諦めるとします。


● なぜこんなことになったのか?

ここからは推察です。

恐らく前ユーザーは、何らかの理由でスチールボールを必要とした。または、オーバーホールを実施しようとした時、紛失してしまった。
ボールを抜くと、このペダルは使えない。なので中古屋で販売することにした。
オクにしなかったのは、後のクレームと低評価を恐れてのことだろう。
そして、とりあえず、側だけ整えるため、下側だけちょうどいい径のブッシュを切断(径も合ってなく、ガタガタだけど)、長さを合わせ埋め込み、中古店に持ち込んだ。

考えられるのはこういったところですね。
極めて確信的です。
しかし、このペダルの販売価格は500円。
異常に安いですから、まぁ「こういうこともある」と諦めることも必要かもしれません。

何でもそうですが、中古品は修理できる知識・技術力があってもくれぐれもご注意を。こういう ┐(゚~゚)┌ な状況もあります。


● 専用工具を使用すれば、確実性UPと作業時間短縮が可能。ただし・・・


開けてビックリ! 中古品の罠 - シマノペダル PDM-324オーバーホール_e0066210_1303677.jpg


この工具は、PDM-324 専用の玉押し調整工具、「TL-PD33」。
シマノ純正工具だけあってよくできた工具で、作業時間が1/3程度に圧縮でき、しかも確実性が高いです。

開けてビックリ! 中古品の罠 - シマノペダル PDM-324オーバーホール_e0066210_135559.jpg


このようにして使用します。
15mmのスパナ(ペダルレンチでも可)は必須で、インチサイズのアーレンキー(ヘキサゴンレンチ)があると便利です。



ただ、ひとつだけ落とし穴が。
希望小売価格では、ペダルが6,519円に対し工具は5,645円※。
アマゾンやwiggle だと、ペダルはかなり割引になっているが、工具はそれほど割引きがありません。けっきょく新品ペダル割引価格で買った方が安くね?となること請け合い。

※2016年カタログ価格。現在の実売価格ですと、工具の方が高くなっています。

ただし、同ペダルを大量にオーバーホールする方は必須工具です。




[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

シマノ PDM324 TL-PD33 ペダル用玉押し調整工具/送料込!
価格:6109円(税込、送料無料) (2016/12/26時点)





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# by kaze_soyogu | 2016-12-26 19:30 | ペダル・ペダルレンチ

ボトルがフレームに当たる!DAHON(ダホン)のボトルケージ取付を工夫する。

ご無沙汰しております。約2年ぶりですか?
年単位のご無沙汰ですがなにごともなかったのように普通の更新です(笑)

さて、最近わたしの街乗り自転車たる、ダホン Visc P18に手を入れています。

ボトルがフレームに当たる!DAHON(ダホン)のボトルケージ取付を工夫する。_e0066210_19571194.jpg

今回は、このフォールディングバイクでサーモボトルを装着したときに発生したちょっとした不都合と、
その解決策をご紹介します。

◆ 何をどうしたか?


今回手を入れた個所の、ビフォー・アフター画像です。

ボトルがフレームに当たる!DAHON(ダホン)のボトルケージ取付を工夫する。_e0066210_1958268.jpg

左上がそのままボトルケージを取り付けていた時の状態。
右下が、スペーサーを噛ませて取り付けた状態。

ボトル先端部のフレームとのクリアランスが、明らかに広がっているのがお分かりいただけるかと思います。
分かりやすいように大きい画像で見てみますと・・・

ボトルがフレームに当たる!DAHON(ダホン)のボトルケージ取付を工夫する。_e0066210_19581858.jpg

これが・・・

ボトルがフレームに当たる!DAHON(ダホン)のボトルケージ取付を工夫する。_e0066210_19582811.jpg

こうなった!

まあ、それだけなんですがね。

◆ なぜボトルケージのかさ上げが必要になったのか


結論から言えば、

サーモボトルを装着したところ、路面の荒れ程度の小さな縦振動でも、フレームとボトルがガッツンガッツン当たるようになった(涙)

そこで、かさ上げが必要と判断したという次第。

ポリ製ボトルの時は、気にならなかったフレームとボトルの干渉(ポリの時も、たまにフレームには当たっていたが衝撃も音も小さかった)。
サーモボトルになった途端、大幅にボトル重量が増えたこと、ボトルがステン+樹脂製なので衝撃が大きくなったことから、そりゃもう鉦(かね)のごとくカンコン鳴るようになったとさ。

DAHONはボトルケージを地面に対して水平(若干前上がり)にセットするようにできています。
さらに、Visc.P18やP20は、キャップ側のフレームが山状に弧を描いており、ボトルとフレームのクリアランスが狭くなっています。

そのため、重いサーモボトルを装着したことで縦揺れに共振しやすくなり、接触が起きたのでしょう。
サーモボトルは音も反響しやすいため、より接触が多くなり音も盛大になった次第です。

そこで家に転がっていたアルミパイプをカット、さらにスペーサーを噛ませ前13mm、後ろ10mmかさ上げし、スペースを設けるとともに上向き角度を少々大きくした、というわけです。

◆ かさ上げ用のパイプは、実はアレの付属品


かさ上げに使用したパーツは、外径12mm、肉厚2mmのアルミパイプ。
これ、実は↓に付属しているアルミパイプだったりします。

商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。お買い物される際には、必ず商品ページの情報を確認いただきますようお願いいたします。また商品ページが削除された場合は、「最新の情報が表示できませんでした」と表示されます。

オーストリッチ エンド金具 【80】 自転車 ロード 輪行 bebike
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そう。オーストリッチのエンド金具に付属しているアルミパイプ。
少々曲がってしまい、本来の用途では使用に耐えないものが家に転がっていたため、それを切って使用しています。
エンド金具付属品でなくても構いませんが、外径・肉厚共にちょうどよかったことも、こちらを利用した理由のひとつです。

もちろん、ホームセンターで適当なパイプを用意すれば十分に役割を果たします。そちらのほうが安いですし、いろいろと使いまわしが利きますからね。

ただし。

サビの出やすさの関係上、鉄製は避けたほうが良いでしょう。ステンレスか肉厚のアルミを選びましょう。
アルミも白サビは出ますが、鉄と比較するればまだマシです。

◆ 万力や固定具がない場合、アルミパイプはこれでカットする。


アルミパイプをカットする際に使用した工具は、ホーザンのパイプカッター。

ボトルがフレームに当たる!DAHON(ダホン)のボトルケージ取付を工夫する。_e0066210_1959036.jpg

家には万力などの固定具がありませんので、金ノコではうまく切ることができません。
そこで、パイプカッターを使用します。
左側の画像のようにパイプをセット、パイプカッターを回し、1周ごとに刃を食いこませていけば、思いのほか楽に切断することが可能です。

商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。お買い物される際には、必ず商品ページの情報を確認いただきますようお願いいたします。また商品ページが削除された場合は、「最新の情報が表示できませんでした」と表示されます。

【ホーザン HOZAN】パイプカッター K-203
価格:3855円(税込、送料別) (2016/7/26時点)



ただしそれなりの圧力はかかりますので、プライヤーなどでしっかりパイプを掴んでおかないとパイプも一緒に回ってしまい切断できません。
私はプライヤーもホーザン製、「ウォーターポンププライヤー」を使用し、がっちり掴んで切断しました。



どうしてもプライヤーなど挟むものを用意できない場合、手でパイプを保持することになります。その場合は刃の食い込みを緩くすれば切断できないことはありません。
その場合は少々時間はかかります。
また慎重にちょっとずつ切れ目を入れていかないと、けがをしたり切れ目がズレたりしますのでご注意ください。

ボトルがフレームに当たる!DAHON(ダホン)のボトルケージ取付を工夫する。_e0066210_19594253.jpg

切断面は結構な勢いでバリが発生しています。
そこで、ホーザンのパイプカッターにはパリを削り取る「バリ取り刃」もセットされています。
このバリ取り刃を使っても良いですし、ヤスリでも構いません(私は面取り刃の扱いがヘタなため、各種形状・サイズのヤスリで面取りをします)。
バリは中に通すネジや、固定時に面圧を高めるため噛ませるスペーサーにも悪影響を与えますし、なによりけがの原因にもなりますので必ず行いましょう。

◆ 丈夫なボトルケージを使おう!


ダホンの一部車種には、そのままでは縦振動の際ボトルとフレームが接触してしまうものがあります。
結構な勢いで当たりますし、フレームは塗装のはがれ、ボトルは破損の恐れがありますので、もし接触が気になる場合は上記のような手段でかさ上げされることをオススメします。

そして、なるべく丈夫なボトルケージを使うこと。ここがヤワだとサーモボトルの保持は少々ツライですから。



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# by kaze_soyogu | 2016-07-26 20:04 | その他自転車整備、装備

秋の味覚 さんまを七輪で!

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今日は自転車ではありませんが、自転車乗りの美味しいもの好きということでご容赦を(笑)

秋と言えば秋刀魚。

折角の旬のものをさらに美味しくいただこう!と言うわけで、七輪でいただくことに^^

火起こし器で炭に火を起こし、七輪にセット。

秋の味覚 さんまを七輪で!_e0066210_2344467.jpg

まず、ジャガイモ、小玉ねぎを焼き焼き。

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ジャガイモには、バターを!

秋の味覚 さんまを七輪で!_e0066210_238315.jpg

家には柿の木がありますが、残念ながら渋柿。
これを、焼酎に漬け、七輪で温めます。

秋の味覚 さんまを七輪で!_e0066210_2382383.jpg

するとあら不思議。
渋かった柿が、程よく甘くうまい!

そして、メインの秋刀魚。
切れ目を入れて、塩を振って…

秋の味覚 さんまを七輪で!_e0066210_2384893.jpg

しばらくすると、焼き上がり~♪

秋の味覚 さんまを七輪で!_e0066210_239351.jpg

折角なので、飯は土鍋御飯です。

秋の味覚 さんまを七輪で!_e0066210_23103455.jpg

秋刀魚は外はパリッと、中はホクホク。
確実にグリルよりも美味い!

最後は骨をあぶり、パリパリサクサクにしてちょっとだけ塩を振り、スナック感覚でいただきます^^

実に贅沢な秋の味覚を堪能したひととき。
最後は残った炭を火消ツボに入れ、安全消火。

秋の味覚 さんまを七輪で!_e0066210_23105470.jpg

必要な用具は七輪、木炭、火起こし器、火消ツボ、火ばさみ、そして七輪用の網。
それぞれそれほど高いものではありませんので、さらに美味しくいただくには是非!













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# by kaze_soyogu | 2014-10-27 21:00 | おいしいもの!

久々にペダルが外れない(汗) 今回はかなり裏技です。

台風来てますね。皆様の地域は無事でしょうか?
家の周りは雨が降り始めています。明日出勤時間に当たらなければいいのですが。

●まず、今回記事のご注意です


さて、今回は正攻法ではありません。
一部のケースでしか応用できず、必要工具が無い場合の急ぎの対応以上のものはありません。
いちお、その辺りをご承知の上ご覧ください。

●久々にペダルが外れない!


昨日、嫁の通勤車MTB、13~14年前のSCHWINN MOAB 3(確か当時のシュウィンTOPグレードのFサスMTB)のクランク交換を試みたところ。

右ペダルが外れない!

久々にペダルが外れない(汗) 今回はかなり裏技です。_e0066210_193377.jpg

ペダルが外れないのは久々です。
ホーザン(HOZAN)のペダルレンチ C-200というペダルレンチを使用していますが、この工具で20分弱も格闘して外れないのは初めての経験です。

久々にペダルが外れない(汗) 今回はかなり裏技です。_e0066210_19332653.jpg

●必殺の潤滑油、ラスペネ登場


そこで。
まず、ペダル軸が鋼鉄のため、錆による固着の可能性も考え、WAKO'S(ワコーズ)のラスペネを吹きます。

久々にペダルが外れない(汗) 今回はかなり裏技です。_e0066210_1933436.jpg

ラスペネは浸透潤滑剤で、浸透性が非常に高く、BB(ボトムブラケット)部分の錆による固着も10分程度で浸透します。
浸透力・潤滑性能は、まぁ比較対象としてナンですが、CRC556などとは雲泥の差です。
以前友人の自転車の固着したBBを外す際には、重宝しました。
臭いは灯油そのもの。しかし、灯油とは成分が違うようです(無臭性の製品もあるようです。性能差は使用経験がありませんので分かりません)。





 

さて、これを吹き付けしばし待ち再度試したのですが・・・

全く緩む様子がありません。
錆による固着と言うより、やはり乗車中に硬く締まってしまったようです。

●柄の長いペダルレンチならはずれるだろうけども・・・


↓のような、もう少し長いか、または重いペダルレンチであれば外れるのかもしれませんが・・・。



しかし、このペダルレンチを用意している時間はありません。
厚歯の大型のモンキーレンチは持っていますので、それを使用したいけれど、スペースにハマらない。

●ブッシュ式で助かった!最後の手段で対応します


少々考えた結果、こんな手段を取ることに。

このペダルは元々BD-1に付いていたペダル、VP Bicycle ComponentsのVP-191で、クランクにペダルが取り付けられた状態でも、ペダルの軸だけを残し本体を外すことができるものです。
本体が外れれば、厚歯大型のモンキーレンチが使える。
なおこのペダルは非常に安価(500~800円程度で販売されているのを、数カ所で見ました)ですが、なかなか優秀。軽量で踏み面がゴム製のため、ソールを痛めません。
かと言って滑りやすいかと言うと全くそうではなく、ツルツルのシューズでも滑りが少ない(それでも濡れると滑り易くなります)。
この辺りのバランスが絶妙です。

またブッシュ式のため、メンテナンスが簡単です。
ビンディング対応のシューズを使わない通勤車には、ちょうどよい製品です。


ということで、早速作業に取り掛かります。

べダルを見ると、樹脂製のカバーがあります。

久々にペダルが外れない(汗) 今回はかなり裏技です。_e0066210_1934176.jpg

10mmのBOXレンチでこれを外します。

久々にペダルが外れない(汗) 今回はかなり裏技です。_e0066210_19343291.jpg

外すと、中に8mmの六角ナットがありますので、これも8mmのBOXレンチで外します。

久々にペダルが外れない(汗) 今回はかなり裏技です。_e0066210_1935287.jpg

すると、↓のように軸だけ残し、本体が外れます。

久々にペダルが外れない(汗) 今回はかなり裏技です。_e0066210_19351998.jpg


たったこれだけ(笑)
この状態になれば、厚歯大型のレンチが使用できます。

久々にペダルが外れない(汗) 今回はかなり裏技です。_e0066210_19353627.jpg

外した後のペダルは、逆の手順で戻すだけ。ブッシュタイプなのでナットを締めるだけ。玉当たり調整も無く簡単に戻せます。

この技は、ペダル外側から本体を外せるペダルの限ります(幾つかのフラットペダルでは、ペダル枠を外せば可能です)し、ブッシュ式ではなくベアリング式のペダルですと、もう少し複雑で更に元の形に戻す時にかなり苦労します。

なので、あくまでも時間がない時の応急手段と考えていただければ、と。
基本的には、パークツールのプロフェッショナルなど、より大型で強力なペダルレンチを用意するのが得策かと思います。

いずれにせよ、ワコーズのラスペネと、大型ペダルレンチは必須、ですね。


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# by kaze_soyogu | 2014-10-13 20:30 | ペダル・ペダルレンチ


自転車をカッコよくカスタマイズ。そしてときどきポタリング。ある日突然シクロツーリストになったりも。


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