風そよぐ、晴れた海

カテゴリ:雪景色と羽黒山五重塔( 8 )

暑い盛りだからこそ!最高の羽黒山五重塔を見るならば。



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2006年1月8日 雪化粧の羽黒山五重塔
OLYMPUS CAMEDIA SP-500UZ


真冬に限る。

このブログは、羽黒山五重塔で結構アクセスがある。
そこで、2006年の1月に訪れたこの塔を、再びアップしてみた。

詳しくは、こちらを参照ください.。

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2006年1月8日 雪化粧の羽黒山五重塔
OLYMPUS CAMEDIA SP-500UZ



ここには、是非「真冬」に行くことをお勧めする。

なんと言っても、まず人がほとんどいない。
3時間以上この辺りを歩き、塔を眺め、その間出合った人は1組のカップル、雪を押し固めているおじさん、山の方から歩いてきた家族連れの計5人だけ。
地元の重要文化財、中山五重塔ですら、それだけいれば、真夜中でもない限り、その倍の見学者はいる。
これだけの国宝を、ほぼ独占して見ることができる。

そして何よりも、感じる事が出来る。
凍りついた雪景色の中に、うっすらと流れる「凍れる音楽」を感じる事ができる。
これは、なかなか体験できないものだ。
写真では感じることのできない「何か」が、ここにはある。

もちろん、雪の中を歩くなら、それなりの覚悟はいるし、準備もいる。
今からある程度準備しておく(むしろ気持ちを盛り上げておく)ことも必要かもしれない。

本格のトレッキングほどではないにせよ、ある程度「身を守る術」を覚えておいた方が良い。

2006年1月8日 随神門
OLYMPUS CAMEDIA SP-500UZ



随神門を入るとあるはずの石段が、無い。
完全に雪に覆われている。しかも、カニ歩きしなければならない程度に、傾斜がある。
一歩踏み外すと、太腿まで雪に埋まる。
スノーブーツは必須だし、慎重さも必要だ。

もしかしたら、僕らの行った年が別格だったのかもしれないが。


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2006年1月9日 鶴岡駅
OLYMPUS CAMEDIA SP-500UZ



僕らの行った年は、北陸から東北が数十年ぶりの大雪に見舞われていた。
秋田新幹線は大雪のため、まる1日線路の上で立ち往生、豪雪のため乗客の救出にも行けぬという事態が発生。
山形新幹線も運休が相次ぎ、新潟、秋田、山形の交通網は完全に麻痺。
積雪で旧家は何棟も押しつぶされ、除雪予算は1月初旬の時点で、ほぼ底をついていた。

更に、利用予定の羽越線にて12月25日、余目鉄橋で犠牲者が出てしまう脱線事故が発生していた。

僕らが行ったときも、羽越線は完全には復旧しておらず、一部代行バスを利用したし、
中日、羽黒山に入った日は、羽越線は終日運休だった。


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2006年1月8日 雪化粧の羽黒山
OLYMPUS CAMEDIA SP-500UZ





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2006年1月8日 雪化粧の羽黒山
OLYMPUS CAMEDIA SP-500UZ





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2006年1月8日 雪化粧の羽黒山
OLYMPUS CAMEDIA SP-500UZ



それでも、行った甲斐はあった。

これだけの塔だが、降り積もる雪に隠れ、そばに行くまで見えない。
近付いて、突然現われる。その衝撃は、他にないものだ。


もちろん、他の季節も綺麗かも知れない。
残念ながら、まだ他の季節に訪れた事がないので、比較する事ができない。
だが、地元の婆さんの言葉が本当ならば・・・


やはり、雪深い真冬に限る。



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2006年1月8日 雪化粧の羽黒山五重塔
OLYMPUS CAMEDIA SP-500UZ





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2006年1月9日 羽越線・いなほ号の車窓から
OLYMPUS CAMEDIA SP-500UZ

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by kaze_soyogu | 2008-07-18 00:33 | 雪景色と羽黒山五重塔

幻想の光景-1月8日 羽黒山五重塔-その6


山を出ると、さすがに温かい汁物が欲しくなり、近くの蕎麦屋に入った。
相方は鍋焼きうどん。ワタシは山菜蕎麦。
食べながら凍りついたジーパンを温めていたところ、モクモクと水蒸気を上げながら雪が解けてゆく。ついにはびしょびしょになり、保温下着まで濡れてしまった^^;

ここの婆さんは、腰は90度に曲がり目もショボショボだが、それでもサクサク動く。そして何よりも、恐ろしく耳が良い。
その婆さん曰く、冬はほとんど人が来ないという。しかし、冬が一番綺麗だ、とも言う。

今回の鶴岡-羽黒山詣では、この婆さんにしても、鶴岡の観光案内所の女性にしてもそうだが、喋り好きで世話焼きで、とても心地良く旅をすることが出来た。良い思い出が出来て何よりだ^^

ジーンズを完全に乾かし、やって来た鶴岡行きのバスに乗り込むと、二人とも余程はしゃいでいたのか、ほとんど瞬間で眠りに落ちてしまった。

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by kaze_soyogu | 2006-01-19 01:51 | 雪景色と羽黒山五重塔

幻想の光景-1月8日 羽黒山五重塔-その5



五重塔の周囲には、様々な末社等がある。

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爺杉と五重塔の間にある切り株。これが台風で失われたと言う、婆杉の名残だろうか?恐ろしく巨大な切り株だった。


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五重塔から離れ、少し登った所にある末社。普通、貫(と言って良いのか?)の先端は竜が彫ってあるものだが、これはどこから見ても鼻が長く、角の生えた象のようなものが彫ってあった。


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その少し下にある「子守神社」。雪の為これ以上近付けず、ここから賽銭を投げたが柱に弾かれてしまった。

参道はこの先山頂までずっと続いているが、これ以上は今回の目的外なのと、時間もかなり厳しくなってきたので、引き返すことにした。


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引き返していくと、行きには無かった滝のほとりの末社までの道が出来ていた。ありがたく通していただき、行きに渡った橋を眺めた。


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こうして画像を見ながら思い出してみても、本当に不思議な世界だった。ほとんど訪れる人もいないモノトーンの世界の中、じっとこの山を眺め続けている。なんと言うか、何かに守られているような気配すら感じる山だった。
観光客の多い春~秋にかけては味わえなかった空気かもしれない。

ワタシの家も、江戸の末から山に関って来た家なので、自分自身山に対する畏敬の念が無いわけではない。だがここで感じた様々なものは、それを遥かに超越するものだった。

畏れ敬う。そんな気持ちを、もう一段高めることが出来そうな、そんな経験だった。


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by kaze_soyogu | 2006-01-19 01:47 | 雪景色と羽黒山五重塔

幻想の光景-1月8日 羽黒山五重塔-その4



爺杉を離れ、また本来石段のある道に出る。そして左側に見え隠れする五重塔を横目に少しばかり進むと、不意に目の前が開け、その全貌が現れた。


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この塔との出会いは、あまりにもドラマチックだ。
特に冬場は、杉木立に加えつもり積もった雪で視界のほとんどが遮られている。あれだけでかい塔なのだから、遠くからでも見えるだろうと思っていたら大間違い。目の前に現れるまで、まるで息を殺し潜んでいるかのように身を隠している。しかも人が全くと言って良いほどおらず、見当さえ付かない。今年に至っては、猛烈な雪で石段や石畳の面影すらなく、今歩いている道が本当に道なのか、本当に五重塔に続いているのかさえ不安なほどだった。

それだけに、現われた時は圧倒的なのだ。

これだけのものが突然目の前に現れ、佇むその姿の美しさ。これは他に比類ないものだった。神々しくさえあった。平将門並びにこれを実際に建てた人々、そしてこの塔、杉並木を育て維持し続けた人々は、なんと素晴らしいものを後世に遺してくれたのだろう。これぞ国の宝である。

僕らの後に来た二人連れも、かなり長い事じっと見入っていた。彼らもどこかで、冬の五重塔の写真を見たのだろうか。僕らも相当見入っていたが、彼らは塔に近寄り、なかなかそこを動こうとしなかった。
他の場所だったら少しイライラするかも知れない。しかし、この時は全くそういうことは無かった。これだけ素晴らしい光景だ。5分かそこらですっと帰れる訳がない。どうぞ、思う存分瞳の奥に焼き付けてくださいな、とすら思った。

初めてこの塔を見に行くならば、絶対冬をお勧めする。
雪の無い時期よりも多少の労は嵩むかも知れないが、それだけの価値はある。


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一本筋を一足踏み外すとこの通り。太腿まで雪に埋まる。ジーンズにこびりついている雪は、この時点で既に凍りつき、掃ってもはがれない。
それにしても、ジーンズは失敗だったな。


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塔を囲む柵は、本来手の高さまである。そして石段の参道から塔へと続く道は、石畳になっている。

このブログの「お気に入り」に入っている、mimige.comの写真と同じアングルから撮ってみた。その画像が無ければ、この塔の存在を知ることはあっても、雪を頂くこの姿を見ることは無く、またここにくる事も無かったかも知れない。

まぁ、雪の量だけはまるで違うが。


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by kaze_soyogu | 2006-01-19 01:43 | 雪景色と羽黒山五重塔

幻想の光景-1月8日 羽黒山五重塔-その3



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杉並木の中を降りて行くと、至る所で木に積もった雪が「スッ・・・ポフ」と落ち、煙のような雪の結晶がキラキラと輝いている。その度に冷たい空気が顔に当たる。


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所々に、深い雪に身を隠すように末社が郡れを成して佇んでいる。相方曰く「神様の集合住宅だね^^」なるほど、そう言われてみればそうかも知れない。


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その末社郡を抜けたすぐの所に沢があり、小さな橋が掛かっている。本来は腰の辺りの高さまで欄干があるが、それも雪に埋ってしまっている。

mimige.comには、一昨年の12月末、つまり僕らが行った時期と同時期の画像があるが、今年の雪はそれと比べても2倍~3倍の量がある。自分で言うのもなんだが、こんな年に行くなんて正気の沙汰じゃない。

 → 『mimige.com』 内 『山形・羽黒山 ”五重塔見ぃつけた”


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沢は所々凍り付き、岩はまるで白い島のよう。
向こう岸に小さな滝があり(黒くなっている部分)、心地良い飛沫の音を奏でている。滝川までは橋が掛かっていたが、この時は雪に埋もれその存在すら気付かなかった。帰りに誰かが踏み固めた跡があり、やっとそ端の存在に気付いた程度に、綺麗に隠れていた。

滝のそのほとりに祠が佇んでいる。まるで水墨画の世界だ。心がどこまでも静かになって行く。


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坂道を滑りながらも上って行くと、左側に爺杉が見えた。この爺杉は樹齢千年以上と言われ、画像で見るとそれほどでもないが、実際には圧倒的な存在感を醸し出している。
嘗ては婆杉という同程度の杉があったそうだが、台風の影響で失われてしまったらしい。

こういった木は、側は体裁を保っていても中はガランドウということがあるが、この爺杉は素晴らしい状態だった。
圧倒されながらも、この木に刻まれた歴史を感じ取ろうと眺め続けていると、相方が不意に右前方を指差し、叫んだ。

「ゆうちゃんっ!あれっ!!」

まるで木々に身を隠すかのように、それは静かに、そして悠然と佇んでいた。


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by kaze_soyogu | 2006-01-18 00:09 | 雪景色と羽黒山五重塔

幻想の光景-1月8日 羽黒山五重塔-その2



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鳥居をくぐり、随進門へと向かう。


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この両側に収められている、弓矢を背負った貴族の像がとても美しく、是非ともカメラに収めたかったが、金網と光量の関係で断念した。その代わり、穴が開くほど眺めしっかりと瞳の奥に焼き付けてきた。


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随進門から山側を眺める。


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同じく、町側を眺める。
この門の内と外では、まるで世界が違う。くぐった途端、一瞬にして世界が切り替わる。まるで結界のような趣さえある。町側から山側へ入ったその瞬間から、時が止まり、音が消え、遥か昔の世界に迷い込んでしまったような感覚にとらわれる。


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この道は、本来は石段が続いている。だが今年の雪は相当気合が入っており、石段は雪に覆われその面影すら窺いうかがい知ることも出来ない。


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羽黒山の杉並木は、特別天然記念物に指定されている。最大のものは直径1.3m、1mを超えるものも百八十四本、総数四百四十五本とある。
説明文には、こんな文句がある。

「杉の幹や根を毀損しないよう、国の宝として大切に愛護しましょう」

普段ほとんど思うことはないが、五重塔と並び将にこれぞ国の宝。


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参道を下って行きふと来た道を振り返ると、傾斜の度合いに驚いてしまった。これなら石段になっていることも頷ける。帰り道はカニ歩きかな?
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by kaze_soyogu | 2006-01-17 00:34 | 雪景色と羽黒山五重塔

幻想の光景-1月8日 羽黒山五重塔-その1


1月7日-9日にかけ、JRのおトクな切符『おはよう庄内往復キップ』を使い、山形県は鶴岡市、そして羽黒山へ行って来ました。

このキップは、往路は『つばさ103号(7時16分東京発)』の指定席で新庄まで行き、陸羽西線の「余目(あまるめ)」を経由、羽越本線のあつみ温泉~酒田間で下車が可能。帰りは任意の特急『いなほ』、上越新幹線『とき』、寝台列車『あけぼの』B寝台(以上新潟経由)、山形新幹線『つばさ』(新庄-福島経由)の指定車で帰れると言うキップで、なんと往復1万6千円で山形の日本海側を堪能できてしまうというもの。
出発日の朝が早いことを除けば、3連休キップよりもお得。これを利用しない手はない。9月半ばにはホテルの予約を済ませ、12月初めのキップ発売日に即購入し、鶴岡-羽黒山行きの準備を整えたのであったが・・・。


12月25日、思いも寄らぬ事が起こる。


その日、羽越本線の余目(あまるめ)鉄橋で、脱線事故が発生する。


数十年ぶりの豪雪と、突風により、亡くなられた方がおられるほどの大事事故である。
このため、使用予定の羽越本線は、酒田~新潟間で不通となる。

やっと1週間で、鶴岡からあつみ温泉までは通ったが、行きで使用予定の、、余目~鶴岡までは、代替バスでの輸送。
しかも、帰りで使用予定の鶴岡~新潟は、通ったとは言え、豪雪によりほとんど運休状態となっている。

この事故と豪雪により、連日雪の状況、列車運行状態とのにらめっこが続く。

出発3日前に至っても、雪の状況は悪くなる一方。ほとんど羽黒山行きを諦めかけていたが、やはりここまで準備して諦めることはできない。
しかも、数十年ぶり豪雪。これだけの雪の中で、あの五重塔を見られる機会はそうそうない。

福島、新潟には友人もおり、行き・帰りの途中で立ち往生しても、そこまで辿り着ければなんとかなる。

結局、予定日数+2日分の用意を整え、鶴岡に向かう事にした。


今回の旅行の紀行をUPしようと思ったが、あまりに内容が濃すぎて上手くまとまらない。なので、思いついたところからUPして行きます。

今回は、2日目に足を運んだ羽黒山。
ワタシ実家の近くには、中山法華経寺という寺があり、江戸時代初期に建立された五重塔がある。それを昨年の正月、相方に紹介しているうちに、「全国にはどんな塔があるのだ?」と疑問に思い調べ始めた。

すると、五重塔を紹介しているあるサイトに、雪化粧を施した杉林の中に、静かに佇む美しい五重塔の写真を見つけ、息を呑んだ。

 → 『五重塔写真集』 内 『東北地方の五重塔

それこそ将に、羽黒山五重塔だった。そしてその塔を検索しているうち、写真の元ネタとなるサイトを発見する。

 → 『mimige.com』 内 『山形・羽黒山 ”五重塔見ぃつけた”

周りの景色、佇む塔、周りの音や空気までが心に染み入ってくるように伝わってくる。ほぼ一瞬で惚れ込み、居ても立ってもいられなくなってしまった。しかしその年は、既に2月の3連休に青森の友人を訪ねる事が決まっていた。さすがに連続して行くには金銭的に無理がある。すぐに旅立ちたい気持ちを抑え、翌年の山形行きを固く決意するのだった。

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8日朝の鶴岡市の様子。上が鶴岡駅側、下は市街側。鶴岡駅には特急いなほが停車している。
羽越線の新潟方面の列車は、北余目付近の最上川鉄橋で起きた事故の影響により、この鶴岡駅で折り返し運転を行っていた(秋田方面は酒田で折り返し、酒田~鶴岡間は未だ運休)。だがこの日、新潟、秋田の大雪の影響で運休が相次ぎ、結局新潟行きのいなほがホームから離れるところを見ることは出来なかった。

盆地の天気は変わり易い。この写真を撮った数十分後には盆地内の一部だけ晴れ間が見えたが、外に出る頃にはまた粉雪が舞い出していた。鶴岡にやってきてから離れるまでの3日間、こんな天気が永遠と続く。

今回泊まった東京第一ホテル鶴岡には「S-MALL」というショッピングモールが直結しており、そこに庄内交通バスの停留所がある。
普通バスの始発-終点は駅前というのが多いが、この庄内交通バスの鶴岡管内は面白い経路になっており、このS-MALLが始発で次が鶴岡駅前、折り返しも鶴岡駅前を過ぎS-MALL終点となっている。

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S-NALLから羽黒山頂行きのバスに乗り、羽黒山入り口の「羽黒センター」で降りる。
その、降りた瞬間の光景がこれ。
一体何がどうなっているのか、さっぱり状況がつかめない。そもそもバス停の標識すら、雪に埋もれている。「駐車場」の案内板もどこが駐車場?トイレの案内も見えるけど、どう行くの?そもそもどこが道なの???そんな状態。
除雪車により積まれた雪が無ければ、この右方向に羽黒山入り口の鳥居と随進門が見える筈だが、如何せん相方の身長よりも高く積まれており、どこに向かえば良いのかも分からない有様だった。

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雪が降っているわけではない。風が吹くと、杉林から積もった雪が舞って来る。とても冷たいが、実際目にすると雪の粒がキラキラと輝き、とても幻想的な景色になる。

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音も無くソロソロと車が走り抜けてゆく。反面、除雪車は結構なスピードで何度も何度も往復している。ワタシなどがドライバーだったら、除雪車に煽られそうな勢いだ。
この道を登って行くと、羽黒山山頂に辿り着く。

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相方の背丈よりも高く積まれた雪。彼女は、本格的な雪国を訪れたのは初めてだという。
寒さに滅法弱い彼女は、保温下着上下を着込んだ上に、ホカロンのミニを9つも貼り付けてこの羽黒山詣でに挑んでいた。そのお陰か、寒いと口にすることはほとんど無く、「思ったよりもあったかいね^^」と安心した様子だった。
尚、彼女はスキーズボンを穿いているが、これは大正解。ワタシは保温下着一式とダウンこそ用意したがスキーズボンの手持ちが無く、ジーンズだった。歩いているうちは良かったが、山を出、店で暖まってからが大変だった^^;

尚、画像の隅が黒くなっていたり、ぼやけていたりするが、お気になさらず。この時はどうしてこうなるのか分からなかったが、後に、念のため持ち歩いていた、瞬間接着剤が張り付いていた、という、実に馬鹿馬鹿しいミスが原因だったことが判明する・・・。


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by kaze_soyogu | 2006-01-14 23:32 | 雪景色と羽黒山五重塔

  荘 厳 - 羽黒山五重塔


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羽黒山への入り口、『随神門』を潜ると、辺りの色は消え、音も消え、ただ無数の杉の巨木が天高く聳え立っていた。
ある筈の石段も、沢に掛かる橋の欄干も、積もり積もった雪の下に埋もれている。導となるものは、申し訳程度に雪を押し固めただけの小道一本。すれ違いも困難なほどの細い細い筋が、途切れ途切れ続いている。それを便りに一歩一歩、足首辺りまで埋もれながら進んで行く。

樹齢千年を超えると言われる爺杉が姿を現し、今度は膝まで雪に埋もれながら間近に迫る。
この厳しい東北の自然の中を、相方をなくし、一人になりながらも生き抜いたその生命力に圧倒されつつ、ふと辺りを見回す。

・・・と、

この一年、夢にまで見たあの五重塔が、杉の木立に隠れるようにひっそりと、しかし堂々と佇んでいた。

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by kaze_soyogu | 2006-01-10 01:45 | 雪景色と羽黒山五重塔


自転車をカッコよくカスタマイズ。そしてときどきポタリング。ある日突然シクロツーリストになったりも。


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