風そよぐ、晴れた海

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中山法華経寺、五重塔

ワタシの生まれ育った街には、中山法華経寺という日蓮宗の大本山のお寺があります。
中山は、このお寺の門前町として栄え、現在は下町の雰囲気を醸し出す温かな町となっています。特に京成線中山駅前の団子屋からは、いつも磯辺団子の香りが漂い、食欲をそそるのです。

法華経寺は、ワタシの実家から歩いて20分ほどのところにあり、全国十七塔ある近世以前の五重塔の内の一塔が聳え立っています。
その他祖師堂、四足門、法華堂などの国指定の重要文化財や国宝も数多くある割りに、拝観料などは一切無く、非常に開けた空気が漂っているのです。

幼い頃、こんなお寺は全国に幾らでもあるものだと思っていました。五重塔なんてそこら中にあると思ってたし、さして貴重なものだという認識も持っていませんでした。
しかし、今ある五重塔のほとんどは昭和以降のものだとか、にも拘らずそれを見るのに拝観料が必要だったりなどという事を知るに至って、自分がなんて恵まれた環境に育ったんだろうと改めて実感しました。

実家はマンションの6階。そのベランダから南側を眺めれば、ディズニーランドの花火が見え、廊下の端に行き北側を眺めれば、法華経寺周辺の緑が望める。
「当たり前」と思っていた頃には、実はあまり愛着を感じていませんでした。しかし、4年ほど離れて暮らし、そして戻って来た今は、胸を張って「いい町だよ」と言うことが出来るのです。

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by kaze_soyogu | 2005-10-29 02:48 | 寺と神社とお祭りと

10月23日 SOL秋葉原ストリート その2

鳥羽さんとヒロさんの画像を追加。
思い返してみると、寄った写真ってほとんど撮ってないんですよね。

ついでにこの日は、後ろの右翼がとても元気でした。曲の途中で国歌が流れ出した時は、さすがに何事かと思いましたよ。
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by kaze_soyogu | 2005-10-26 01:46 | SOLとの月日

10月23日 SOL秋葉原ストリート

約ひと月ぶりのストリート。
今日は電気街口の広場でイベントがあったため、ワタシはしSOLを探し回り、中央通りを歩き回っていました。
途中華さんの車を発見はしたものの、皆さんの姿が見当たりません。途中ふかぴょんさんと合流し、もしかしたら・・・とヨドバシの方へ。ガード下を潜った辺りから「虹」の演奏が聴こえはじめ、ほっと胸を撫で下ろしたのです。

今日は逆行の中でのストリートで、マトモな写真はほとんど撮れませんでした。しかも設定を間違えて、どうにもならないものも多いし。よって、出来はともかくも、何とか使える画像のみUPです。

そしてもう一つ。
昨年の10月22日に、吉祥寺でSOLと初めて出会ってから、今日で1年と1日目。つまり二年目最初の日なのです。
あの日、仕事で上手く行かない事があり、友達(現彼女さん。当時は別の人と付き合っていた。その人は、女性としては最高に魅力的ではあったけれど、ワタシの求める幸せには結びつかない女性だった))を呼び出し、吉祥寺で憂さ晴らしをしていました。そして帰り際、駅前の薬局の前を通りかかると・・・。

一耳惚れとは将にこの事。心を温かく包む、しっとりとした歌声。柔らかく、そして優しく、変化に富んだエレガット。メロディアスで、まるでリードギターのような、色気のあるベース。勘所を決して外さない、歌い、また踊るようなパーカッション。どこまでも広がりを見せ、完璧なハーモニーを編み出すコーラス。
終電の関係で、少ししか聴けず、後ろ髪引かれる思いでその場を去りましたが、声が震えてしまうほどに感動してしまったのです。

本当なら、あの日あそこにはいない筈だった。平日はそれまで一度も行ったことが無かったのだから。
そんなところにたまたま行き、そこでまたたまたま彼らと出会った。人間、たまには違う行動をしてみるもんですね。

あれから一年。これまで色々ありました。しかし、SOLがワタシの宝物である事には変わりありませんし、これからも宝物であり続けるでしょう。


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by kaze_soyogu | 2005-10-24 01:07 | SOLとの月日

東京メトロを乗り継いで-水天宮~人形町散策 その2

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甘酒横丁に入ります。明治の初め頃、この横丁の入り口の南側に「尾張屋」という甘酒屋があったことから、昔は『甘酒屋横丁』と呼ばれていたそうです(またも受け売り)。
横丁と言うには少々広過ぎますが、関東大震災後の区画整理でこの道幅になったそうです。

この日は雨降りだったせいか、はたまた時間が遅すぎたせいか(恐らく両方)、人通りは少なくひっそりとしておりました。


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こんな家を見ていると、四畳半フォークなんかを口ずさみたくなってしまいます。

横丁のお約束に漏れず、ここも細い路地が沢山枝分かれしています。そんな路地を少し覗くと、古い家々が並んでおり、中には壁を墨で塗り潰した跡のある、恐らくは戦前からの家も見受けられました。


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甘酒横丁にちなんで、今でも甘酒を出している、明治40年創業の双葉屋さんにて。はなさんはこのお店で甘酒をいただいたようです。本業はこの写真の通りお豆腐屋さんで、ワタシの相方はこの竹豆腐と、隣の胡麻竹豆腐を買いました。


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伝統工芸品手作り工房の「ゆうま」さん。入り口には可愛らしい猫のぬいぐるみが鎮座しています。
目新しい物は無いものの、飽きの来ない和雑貨が沢山あります。値段もお手頃なものばかりですので、和雑貨がお好きな方にはオススメのお店です。ワタシも一体のこけしを買おうかどうしようか迷った挙句、、次回見掛けたらこれは縁、その時は買う事にし、お店を後にしました。


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ここで相方からプレゼントを貰いました。以前あげた、おこじょの携帯ストラップのお返しだとか。秋らしいイメージの携帯ストラップで、気に入ってしまいました。これで長らくお守り代わりに付けていた赤ベコちゃんは、しばらくお休み。

さて、遊歩道に出た所を左に曲がり、しばらく歩くと・・・


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ありました!今日の目的地、バーガーショップ『BROZERS'』。Time for Brunchでの紹介通り、店内にはオールディーズの流れるアメリカンなお店なのです。う~ん、人形町らしくない!
営業時間は、日曜は夕方5時閉店。この辺りのお店は、日曜休みだったり、閉店時間がやたら早かったりするのです。

カバー区域は聞き忘れてしまいましたが、宅配もされてらっしゃいます。

 BROZERS'
 住所:東京都中央区日本橋人形町2-28-5
 営業時間:火~土11:00~22:00(L.O.21:30)
        日・祝11:00~17:00(L.O.16:30)
        月曜定休
 電話:03-3639-5201

 

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そしてこれが、特大ダブルチーズバーガー。1,450円也。まるで塔!ナイフとフォークはあるけれど、どう食べたら良いのやら。。。


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これだと大きさが分かるかな?これは相方が頼んだ、アボカドチーズバーガー。こちらは、笑顔の素敵は爽やか店員さんの個人的なオススメ(笑)で、1,150円也。
少々高いと思われるかもしれませんが、これだけでちょっとした定食よりもボリュームがあります。夜になってもまだ空腹を感じないのです。


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待ち時間は、お絵描きが出来るようになっています。コンテストも開催してまして、レジ前の応募箱に投函すれば誰でも参加できるのです。


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これが相方の描いた絵。当人曰く、「しまった。『Thank you Hana!』にすれば良かったっ!」と。そうだなぁ。こうして仲直りできたのも、はなさんのお陰だしね。


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お店の外には、はなさんのサインが飾ってありました。
よく見ると、前の週の日曜日にいらしています。ふと思い立ってHPで時間を確認すると、人形町に午後の2時頃着いたことになっています。巡るのに丁度良い程度の範囲で、よく出来た番組だなぁと思いましたが、実際にその時間に合わせて収録していたんですね。


なんだかテンション下がってきた(笑)。今日のところはこの辺で。



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by kaze_soyogu | 2005-10-18 01:51 | 東京散歩

東京メトロを乗り継いで-水天宮~人形町散策 その1

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またやられてしまいました、Time for Brunch。やはりこの番組、鬼門・・・いえいえ、ささやかな幸せを運んできてくれます。

実はこの日、MSNのメッセで彼女話していたところ、ワタシのちょっとした一言から彼女さんご機嫌ナナメに。今日は家にいるだの、SOLの路上行けだの、ワタシも先日から風邪を引き、病み上がりだったので半分投げやり状態になっておりました。。。

そんな時ですよ。J-WAVEのTime for Brunchが始まったのは。
さっきまでのどんより気分などどこへやら。ハナさんの解説による「水天宮~人形町」巡り、特に人形町の特大バーガーショップにそそのかされ、気が付くと東西線・原木中山駅に向かっていました・・・。

大手町で半蔵門線に乗り換え、水天宮前で相方と待ち合わせ。相方は次の電車で到着、満面の笑顔でワタシに向かって歩いてきます。そしてさっき険悪だった空気はどこへやら、二人手を取り合って改札を抜けるのでした^^;

J-WAVE 『Time for Brunch』 ホームページ


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水天宮駅7番出口を出ると、横断歩道の先に水天宮が見えます(水天宮最寄出口は5番出口)。ビルの谷間にちょこんと佇む、オアシスのようなお宮です。

  〒103-0014
  東京都中央区日本橋蛎殻町2丁目4番1号
  電話 03(3666)7195
  FAX 03(3808)1158
水天宮ホームページ


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水天宮前交番もお宮仕様。随分と立派ですね。


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中へ入る前に、少し水天宮通りを歩いてみました。ここには昔ながらの駄菓子屋さんや、お煎餅屋さんなどがあり、懐かしい香りが漂っています。


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水天宮名物・手焼せんべいの中村屋さん。醤油の焼ける香りが漂っています。朝からほとんど何も口にしておらず、ここで煎餅を一袋買います。
特にこれと言った特徴は無く、極自然な手焼煎餅の味がします。若干硬め、醤油は甘くなく若干濃い目です。醤油の焦げがおいしい! 空きっ腹の僕らは、ベンチで2枚ずつバリボリ頬張ってしまいました。


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中村屋さんの店先に、こんな素敵な小物が置いてありました。貝殻に布を貼り付けた物で、とても可愛らしいのです。残念ながら売り物ではない、とのこと。。。


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階段を上り、水天宮の中に入ります。安産・子授けの神様を祭ってあるだけあって、妊婦さんの姿もちらりほらり。
ここでトイレに寄ったのですが、女性トイレは上と下の2つあるのに対し、男性トイレは下の駐車場の片隅にちょんとあるだけです。やはり女性の参拝者が多いのでしょうか。

折角立ち寄ったので、二人でお参りをします。彼女は随分長い事願い事をしていましたが、何をお願いしたのでしょうか ?_?


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境内にある、雨の神さま『高尾神社』。ここのところ日曜ばかり雨が降るので、「サービス業じゃないんだから、日曜は休んどけ!SOLの路上見らんねぇじゃねぇか!」とお願い(?)してきました。


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この辺りは、「日本橋蛎殻(かきがら)町」と言うらしいです。なんでもここは、昔江戸湾に面した隅田川河口の右岸の海浜の地で、その後の埋立で陸地化された、とのこと(受け売り)。

古今・お江戸日本橋 - 日本橋”町”物語(町々の歴史) - 蛎殻町


さて、これから「甘酒横丁」を抜け、人形町へと向かいます。続きはまた明日!


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by kaze_soyogu | 2005-10-17 01:39 | 東京散歩

こんなキャンドル

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かなり前の事ですが、井の頭公園でこんなキャンドルカップを買いました。上がワタシの、下が彼女のものです。

夜も程よく更けた頃合に、井の頭公園に立ち寄ると、ドイツ人男性の方が1m四方のスペースに、所狭しとカップを並べていたのです。
それらのカップの絵柄は、皆彼が丹念に描いたもので、一つ一つ火を灯して見せてくれました。とても素敵で、一つ一つに物語があり、そして彼の表情や物腰そのままの、温もり溢れたものばかり。

その中から、ワタシは彼女のお気に入りを、彼女はワタシのお気に入りを購入し、交換し合いました。
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関係無い話ですが、ワタシは模型を作ったり写真を撮ったりギターを弾いたりします。しかし、「創作」する事が出来ません。模型は初めから何かを模しているし土台フルスクラッチなんて出来ない。、写真だって撮影の対象は自分で作り出したものではない。ギターだって曲のコピー。対して彼女を含めワタシの周りの人は、創作する事が出来る人が非常に多い。音楽然り、絵然り。と言うか、皆何らかの創作能力がある。
誰の物でもない自分だけのオリジナルというものに、強い憧れと、敬意を持っています。
そして、誰も見たことの無い物を創る、誰も聴いた事の無い音楽を創り出す感覚、それが生み出される時の感覚とは、一体どんなものだろう、と興味も持っています。
なので、井の頭公園内の数え切れない露店や演奏に興味を向けて歩いていると、いつも感動してしまうし、誰かのオリジナルに触れられたことに、何故か幸せなんかも感じてしまったりもするのです。

つか、熱のせいかな、支離滅裂ですね。
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by kaze_soyogu | 2005-10-14 01:13 | あれやこれやの小物達

SOLと夕暮れ



SOLの「こずえ」や「きら星」を聴きながら画像を整理していると、夕暮れの写真がやけにじーんときてしまいました。

そう言えば、景色の写真を撮ろうと思い始めたのも、SOLの曲を聴き始めてからでした。寂しくて、切なくて、でも温かいSOLの曲。突き動かされるように埃の被ったデジカメを持ち出し、SOLの曲の情景を追い始めたところから、写真の趣味が始まりました。

ふと思い立って、「こずえ」をイメージして撮った写真を集めてみる事にしました。お持ちの方は、CDを聴きながらご覧になられるのがよろしいかと。




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2004年11月20日 東北新幹線の車窓より-上野~大宮間
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2004年11月20日 東北新幹線の車窓より-安積永盛周辺
OLYMPUS CAMEDIA C-700 UZ





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2004年12月23日 JR阿佐ヶ谷駅ホームより
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2005年1月3日 中山法華経寺参道より(市川市中山)
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2005年2月12日 青森-八戸間国道 車窓より
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2005年2月12日 十和田市某所
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2005年2月27日 京王井の頭線「井の頭公園駅」より
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2005年4月24日 渋谷 のんべい横町より
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2005年9月3日 内房線車内より
OLYMPUS CAMEDIA C-770 UZ

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by kaze_soyogu | 2005-10-09 19:05 | SOLとの月日

会津若松・忘れられない桜の夢

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前の話になりますが、今年のGWは、相方と二人で郡山と会津若松へ足を伸ばしました。
今年、ワタシはとある映画のグッズ販売の仕事で忙しく、二人で花見をする余裕もありませんでした。
相方は、花見の為に生きていると言っても過言ではないほどの桜好き。にも拘らず、一度も二人揃っての花見が出来ず、少し心苦しくも思っていました。

鶴ヶ城へ寄る予定は無かったのですが、時間が余ったのでふらっと鶴ヶ城まで足を伸ばした時・・・。

ワタシの最も愛する街、会津若松は、僕らにこんな素敵なプレゼントを用意して待っていてくれたのです。

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お堀には、一面に桃色の花びらが敷き詰められており、ふかふかと柔らかな桜の絨毯のようでした。


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堀の土手は、立ち入り制限もされていないにもかかわらず、人っ子一人いないのです。画像では分かりにくいのですが、ここには景色が隠れてしまうほど、桜が垂れ込めています。
遠く下の堀へと向かって垂れ込める桜のカーテンの元で、二人だけの花見を楽しむことが出来ました。


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by kaze_soyogu | 2005-10-07 01:40 | 東北の空の下

真夜中のアパート

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廊下に煌々と明かりの灯る真夜中のアパートを見ていると、何故だか妙に心が静まる。

ひっそりと静まり返ったそのアパートを見ていると、もしかしたら今自分がいる空間は、世界から隔絶しつつある空間なのではないか、という気がしてくる。特に階段は錆にまみれ、壁には苔や蔦、灯る明かりは薄暗い裸電球と言った、人が住んでいるのかどうかも分からないような古い古いアパートなどは、この扉を開けたら、そこには全く別の世界への道が広がっているのではないか、とさえ思えてくる。

そんな風情の寂れに寂れたアパートが、彼女の住む町には三件程ある。その内二件は「致福」と言う不動産屋が管理している。

まるで時代に取り残されたかのようなアパート。その管理が「致福」とは、ちょっとばかり意味深に思えて来たりもする。
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by kaze_soyogu | 2005-10-04 01:44 | 東京散歩

都電に乗って雑司ヶ谷へ-江戸屋猫八師匠を訪ねて

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都電荒川線、所謂「チンチン電車」に乗って、雑司ヶ谷へと足を伸ばしてみました。

J-WAVEを聴きながら、ここのところ溜まりに溜まった画像の整理をしていると、「はな」さんの『Time for Brunch』という番組が始まりました。
「家の用事を片付けよう。今日は一日ヒッキーだぜっ!」な休日に、この手の番組は鬼門です。しかもはなさんの、笑顔で餌を振り撒く如来様の如き喋り。単細胞なワタシは画像整理もそこそこに、鯉の如くその餌に飛び付いてしまったのです。

はなさんとは誰ぞ?
J-WAVE 『Time for Brunch』 ホームページ

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東京メトロ東西線で早稲田まで行き、大隈講堂の脇を抜け、新目白通りへと出ます。山手線方面へ少し歩くと、意外と立派な駅が見えてきました。都電荒川線の始発駅、「早稲田駅」です。

都電荒川線は、かつて東京市中に縦横無尽に敷かれていた、「チンチン電車」の名残り。
ワタシの母は、戦前から終戦間際まで山谷辺りに住んでいました。祖母に手を引かれよく乗ったと言う話を、今でもしてくれます。しかしながらほとんどの線は廃止となり、現在ではこの都電荒川線のみとなってしまいました。

広い線路幅とは裏腹に、車体はまるで圧縮したかのようにちんまりとしています。寄り目のライトがなんとも可愛らしいのです。ちなみに運賃は大人160円、先払いです。

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雑司ヶ谷に着くと、運転士さんとベンチに座っていた下着姿の爺様とが、満面の笑顔で二言三言言葉を交わし、また「チン、チン」と音を鳴らし発車して行きます。

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雑司ヶ谷霊園近くには、古い家や狭い路地が沢山あり、子供が飛び跳ね、塀の上では猫が昼寝をしています。ちょっと遠くを見渡せば、まるでバベルの塔の如きサンシャインやアムラックスが望めるその地に、こんなほのぼのとした下町の光景が広がっているのです。

しばらく辺りを散策。そしてやっとこ雑司ヶ谷霊園へと足を踏み入れます。
はじめは永井荷風、夏目漱石の墓でも見てくるか、とやってきた雑司ヶ谷霊園。しかし・・・
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この人・・・じゃない!

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こちらです。案内所で初代と三代目「江戸屋猫八」師匠のお墓があることを知り、すっかり当初の腹積もりを忘れてしまったのです。
残念ながら、初代江戸屋猫八師匠は存じませんが、三代目は「鬼平犯科帳」の「相模の彦十」役で馴染みがありました。ひょうきんでお調子者、そして鬼平にこよなく愛された彦十。その後、寄席での動物の物真似を聞き、心底惚れてしまったのです。そうそう。鬼平でも、得意な犬の鳴き声を披露していらっしゃる場面があります。

ここには、初代と共に、「彦十」こと三代目江戸屋猫八師匠も葬られています。

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正直なところ、他の方と見分けが付かぬほど小さく、また、供えられた花も枯れ果て、雑草もちらりほらり、放置されているようなイメージで驚いてしまいました。
折角なので園内の花屋でお花を調達し、水をかえて手を合わせてまいりました。
この花が枯れぬうち、また誰かが手を合わせにやってくることを期待しつつ、霊園を後にします。

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この日は10月にも拘らず30度を越え、かなりくたびれはしましたが、とてもまったりとした休日となりました。
また、ラジオの影響かどうかは分かりませんが、園内や荒川線には沢山の僕らと同世代くらいの二人連れが多く見受けられました。皆一様にのほほんと緩ませたその表情に、何故かちょっとした安息を感じてしまったのでした。



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by kaze_soyogu | 2005-10-03 02:00 | 東京散歩


自転車をカッコよくカスタマイズ。そしてときどきポタリング。ある日突然シクロツーリストになったりも。


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