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風そよぐ、晴れた海

自転車と言えども・・・



自転車と言えども・・・_e0066210_2345534.jpg
2008年8月31日 二子玉川
OLYMPUS E-510 + ZUIKO DIGITAL ED 14-42mmF3.5-5.6 lens


写真は、夏の終わりに自由が丘サイクリングに出かけた時通った、多摩川の景色です。

ここのところ、週末はずっとサイクリングに出ています。

はじめは7月の終わり、サイクリングを始めた頃は、20kmちょっとでひーふぅ言っていたのに、今では50km以上でも平気になった。
体重も今まで以上に食べているにも拘らず、2kgちょい減ったし、彼女曰く、体つきもだいぶ逞しくなってきたとのこと。

とは言え、まだ55km程度走った翌日は、20kmくらいで疲労が来てしまう。回復力はまだまだ足りない。

最近は、よく多摩湖自転車道をふたりで走る。
走るたびに、彼女が坂道区間のアベレージ(平均速度)を上げて行くので、ワタシもうかうかしていられない。




自転車と言えども・・・_e0066210_013929.jpg
2007年6月3日 多摩湖自転車道
Canon Power Shot S3 IS



それにしても、MTBは遅い。彼女の、ディオーレLXコンポのMOABに乗っていてもやはり、遅い。
元々スピードを求めて作られたものではないので、当然ではあるが。

クロスとはある程度までは一緒に走れるが、ロードに後ろに付かれると「お先にどうぞサイン」を出したくなる。
(とは言え、平地区間は交通量が多く車止めも多いため、、そこまで一生懸命走っているロードやクロスはあまりいないし、そもそもロード率は低い)
平地では、「27インチ・7段変速本気走り」のシティサイクルに、毛がはえた程度の速度しか出ない。
もちろん、ママチャリやシティサイクルよりも、ブレーキが強く安定感があるので、体力的にも精神的にも楽に巡航できるが。

多摩湖自転車道を走っていると、平地区間よりも多摩湖・狭山湖周辺の坂道区間の方が、アベレージが高く、しかも安心して走れる。

逆に平地は、生活道路の一面もあり、ある程度緊張して走っている。
とは言えやはり、怖い。

平地は、人や自転車の動きが読めない。
坂道区間だと、多くがサイクリストの為、コーナーで追い抜きを仕掛ける人はほとんどおらず、意味の無い針路変更、二重追い越し、飛び出し・はみ出し等がほとんど無い。並走にいたっては皆無だ。
追い抜きは見通しの良い場所で仕掛けてくるし、こちらが追い抜く時も無駄に頑張らず、譲ってくれる。抜く、譲るがはっきりしてるおり、次の行動が読めるので、安心できるし、譲れば頭を下げてくれる人も結構いて、気持ちよく走れる。


逆に言うと、平地では上のようなことが日常茶飯事だ。
自転車の並走に至っては、対向車線にはみ出し、対向車が来ても避けない。
追い抜きに掛かると、一々行かせまいといちいちブロックする意味不明な人もいる。

歩行者は、こちらが注意していれば、ある程度の事は対処できる。
だが、自転車相手だと、無理だ。特に並走や二重追い越しは。
スピードが遅いとは言っても、ママチャリでゆったり走っても、12~3kmは出ている。
こちらが徐行していたとしても、合わせて20km、下手をすればそれを超える。
シティサイクルのブレーキでは、咄嗟の出来事に対処できるスピードではない。
そしてシティサイクルに乗っている側は、大抵ヘルメットもグローブも背中のクッションも無い。
こっちだって、人に怪我はさせたくない。
だから引くべきところで引いてくれ、そしてこちらの逃げ道を塞ぐなと思う。

何より怖いのが無灯火だ。
こちらがこんなの(ワタシ)やこんなの(彼女。ほんとはワタシもこれが欲しいけれど、電源がマグネットの為、電磁波の影響で無線サイコンが止まってしまう)をつけていても、無灯火の上リアのリフレクターがついていなければ、果たして走っているのか止まっているのか、走っているとしたらどっちに向かって走っているのか、さっぱり分からない。

何かがある、程度にしか認識ができない。
街灯の無い道で暗色の服装だと、それすら分からない。

こっちがスピードを出しているからそんな事で不安になるのだ、と思う人もいるだろう。
しかし見えないと言うことは、そもそも認識ができないと言うことだから、速度は関係ないし、認識できないということは、例え歩速でも、片方が動いてなくても、どちらかが動いている限り、何かが起こる可能性がある、ということだ。

これでは、自転車免許制の声が上がっても不思議は無いし、自分でも是非免許制にしてくださいと思ってしまう。


ただ、救いはあるな、とも思う。
義務化されたせいもあろうが、子供のヘルメット着用が増えている。
更に、自転車道を走っている家族連れは、マナーが良い方々が多い。
両親が前後に付き、後ろから自転車が来ると、それを前方に知らせ、綺麗に譲る。
こういったことが、将来に繋がってくれれば、といつも思う。


などなど苦言を呈しながらも、やはりサイクリングは楽しい。
風を感じるし、走った後のご飯は最高に美味い。

ただひとつだけ難点はがあるとすれば・・・

荷物の軽量化のため、デジ一眼を持ち歩かなくなったことかな。
おかげで、アップする写真がなくて困ってます。


そんなわけで、次回から夏場に自転車で回った甘味屋さんでもアップしようか。


自転車と言えども・・・_e0066210_23515218.jpg
2008年8月31日 二子玉川
OLYMPUS E-510 + ZUIKO DIGITAL ED 14-42mmF3.5-5.6 lens

# by kaze_soyogu | 2008-09-30 00:09 | ゆったりのんびりツーリング

事故から始まる盆休み



事故から始まる盆休み_e0066210_2385737.jpg
2008年8月15日 お台場のオープンカフェにて
Canon Power Shot S3 IS



今年の盆休みは、事故からはじまった。

確かに、油断もあった。

前日に吉祥寺-東武亀戸線・亀戸水神駅間約50kmを、回り道しながら往復し、それ以前には週末1日20km程度のツーリングを楽しみ、自転車のスピード感覚や走行感覚を取り戻しつつあり、同時に過信と慢心も生まれつつあった。

その過信と慢心、油断を自覚せぬまま、15日の早朝、彼女とふたりのお台場ツーリングへ出かけたのだった。

そして、事故がおきた。

よくある自動車との、出会い頭の事故である。

道を間違え、どう復帰しようか考えたその時、道路から注意が逸れた。
その隙に、路地からタクシーが頭を覗かせた時、慌ててフルブレーキングしたが、握りゴケ状態になり体が投げ出され、カラダだけボンネットとフェンダーに衝突。
ボンネットの上を自動車のフロント方向に転がり、背中から地面に落ちた。


だが、無傷だった。


かすり傷ひとつ負わなかった。
落ちる時地面に右手をついたため、若干手のひらが痛かったが、それだけだった。

タクシーのバンパーやボディではなく、一番柔らかいボンネットとフロントフェンダーに、自転車を巻き込まず体だけ当たったこと、相手の車が、ボンネットの広いタクシーだったこと、背中に凍らせたペットボトル5本と、大判タオルなどをつめたデイパックを背負っており、それがクッションになったこと、衝撃が上手く流れ、受身の取りやすい体勢で落ちたこと、お互いスピードがそれほど出ていなかったことなどが、この幸運に繋がったようだ。

だが。

起こるべくしておきた事故であり、体は無傷で自転車も全く損傷がなかったのは、
ただただ『運が良かった』だけで、それ以上で以下でもない。
後ろから一部始終を目撃していた彼女は、全身から血が引いたという。
それだけ、派手だったそうだ。

この事故で、非常に多くを学ぶ事となった。

結局、怪我をしたり、増してや命を落としては、何にもならない。
どっちが悪いだの、誰がどうしただの、過失云々などはどうでもいい。
自転車の損傷など、取るに足らないお話だ。


とにもかくにも、体の無事、命の無事が何よりも大切なのだ。



この時点では、必要性をぼんやりと感じながらもヘルメットすら用意せず、帽子だけで走っていた。
今思うとこの装備は、論外だ。お話しにもならない。
もう二度とツーリングができなくなる前に、やらなければならない事、揃えなければならない装備、心得なければならない事が沢山あることに、やっと気付いた。

普段注意してるつもりでも、ほんの一瞬の隙に、それはやってくる。
そこで身を守る事ができなければ、万事終わってしまうのである。

警察の方に今後の説明を受け、その足でふたりで新宿へ。
ヘルメットとグローブ(快適なツーリングのため以外に、地面に手をついたとき、多少なりともクッションがあれば、少しは違うかなと思ったことから)を揃えた。

ヘルメットには、氏名、住所、連絡先、緊急連絡先、血液型を記入するステッカーが付属してあり、すぐに書き入れ(血液型は「RH+-」から)、貼り付けた。
そして、当初の計画どおり、お台場へと向かった。

もしあの時、多くの運のうちのひとつでも欠けていたら、この景色は見られなかったかもしれない。
自分の愛する人、大切な人を悲しませる事は、絶対起こしてはならない。
そう思うと、なお一層の安全運行を心掛けなければ、と切に思うのだった。

なお、その事故を起こした100mほど先に、『身代わり不動尊』という、なんともタイムリーな不動尊があった。
こんなに真剣にお参りをしたのは初めてだった。

お宮を出る時には、リフレクタータイプのお札という、最強の精神的装備が加わっていた。


事故から始まる盆休み_e0066210_0115612.jpg
2008年8月15日 第三台場からの夕日
Canon Power Shot S3 IS

# by kaze_soyogu | 2008-08-22 00:10 | ゆったりのんびりツーリング

緑、旧跡、甘味、縁日。夏の東京を自転車で駆け巡る。



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2008年8月3日 都旧跡 今川氏累代墓
Canon Power Shot S3 IS


この日は、西荻の「でるぱぱ」でブランチ。
その後、早稲田通り沿いに自転車を走らせる。

ちょっと走ると、こんもりと緑が生い茂る小道を発見。大通りを逸れそこに入ると、こんな落ち着いた景色が待っていた。


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2008年8月3日 都旧跡 今川氏累代墓
Canon Power Shot S3 IS






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2008年8月3日 都旧跡 今川氏累代墓
Canon Power Shot S3 IS






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2008年8月3日 都旧跡 今川氏累代墓の通り
Canon Power Shot S3 IS


この日もうだるような暑さで、すぐに汗が目に入ってくるような陽気だったが、この小道には涼しい風が吹き抜けていた。


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2008年8月3日 杉並 妙正寺
Canon Power Shot S3 IS


夏の魅力は、なんと言っても「光」だ。
生い茂る緑と輝く光。
他の季節の光とは、比べようもない。

ワタシはこれでも、暑さに滅法弱い。
すぐのぼせ、フラフラし出す。
だからかつては、夏は大嫌いだったし、夏の間はウンザリしていた。
だが、今の彼女と出会って、夏の光の魅力を知った。

嫌いなものが好きになる。そんな出会いは、やはりかけがえのない出会いなんだろう。


その後、中野まで走り、井草神社、善福寺周辺をグルグル回ってから、吉祥寺駅前へ。
まだほっぺの腫れが引かない彼女に、食べやすい杏仁豆腐でも買っていってあげようかとサンロードをフラフラしていると、月窓寺で縁日が開かれていた。


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2008年8月3日 吉祥寺 月窓寺の縁日
Canon Power Shot S3 IS


さっそく彼女を呼び出し合流したが、盆踊りまでにはまだ時間がある。
そこで甘味でもと、以前卯三郎こけしを買った吉祥寺・中道通りのお茶屋さん『おちゃらか』へ。


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2008年8月3日 吉祥寺中道通り『おちゃらか』の冷茶セット
Canon Power Shot S3 IS






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2008年8月3日 吉祥寺中道通り『おちゃらか』の白玉カップ番茶つき
Canon Power Shot S3 IS


彼女は、夏限定の冷茶セット。
ワタシは白玉カップ番茶セット。

白玉カップに添えられたアイスは、ほうじ茶アイスで、ほうじ茶の香ばしさが引き立つ逸品だ。
彼女の冷茶セットの冷茶は、カシスのフレーバーが入っており、お茶の香りとフレーバーの清涼感がたまらない。

近頃、ふたりで甘味巡りをしている。
中野の『富士見野』、幡ヶ谷の『茶廊 椿』など。

甘味は、お茶とセットで大体600円前後と、大抵のカフェのケーキセットよりも安い。
更に、多くはお茶がおかわりできる。
そのお茶も、とりあえずのものではなく、厳選、工夫があり香り高いものが多い。
日本のものだけあって、蒸し暑い日本の夏にはピッタリのほのかな甘みで、食べ応えも抜群だ。
特に走った後には、リーズナブルに至福のひとときが味わえる。

かつては、そば屋と同じく、どの街にも1軒は「ちゃんとした甘味」を出してくれるお店があった。
近頃は、そういうお店を見つけるのも大変だ。
全く残念でならない。


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2008年8月3日 吉祥寺・中道通り 『おちゃらか』
Canon Power Shot S3 IS






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2008年8月3日 吉祥寺・中道通り 『おちゃらか』
Canon Power Shot S3 IS


食べ終えて一息ついていると。

「いただきもののスイカですが、いかがですか」と。

ワタシが白玉カップ番茶セットを注文したあと、お店の人が表のたらいから、それに使うフルーツの大きなスイカを抱え、奥に持って行くのが見えた。
これはその残りだろう。

以前こけし買ったときは、「最後のひとつだから、残りものの福で」と、値下げをしていただいた。そして今度はすいか。
こんな嬉しい振る舞いも、おちゃらかならではだ。


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2008年8月3日 吉祥寺・中道通り 『おちゃらか』
Canon Power Shot S3 IS


綺麗に平らげたあと、またふた切れ登場!

「まだありますけど、いけますか?」
「もちろん!」

たぶん、ワタシと彼女の目はランランと輝いていただろう。
なんだか、ねだるこどものようだ。


そして、夏みかん茶を買い、盆踊りへと向かった。



緑、旧跡、甘味、縁日。夏の東京を自転車で駆け巡る。_e0066210_19333357.jpg
2008年8月3日 吉祥寺・中道通り 『おちゃらか』
Canon Power Shot S3 IS

# by kaze_soyogu | 2008-08-06 19:37 | ゆったりのんびりツーリング

おいしいパスタと久々の夕日



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2008年8月2日 『カフェ花鳥風月』
Canon Power Shot S3 IS



1週間ほど前、色々悩んだ末、SCHWINN(シュウィン)のマウンテンバイクを注文していた。
そして、首を長くして待ちかねていたMTBが届き、よし、これでふたりで走り回れるぞっ!と思っていた矢先。

この土日は、彼女の歯の治療のため、ふたりで走り回る事ができなかった。

そこで、ブランチだけ一緒に楽しんで、あとはひとりで駆け回ることになった。

そのブランチは、高円寺フラフラ歩いていた時に見つけた、 『カフェ花鳥風月』。
狭い商店街の路地裏のビル2階にあり、そんなに広くない店内なのに、広々とした落ち着いた印象のカフェだ。



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2008年8月2日 『カフェ花鳥風月』
Canon Power Shot S3 IS



撮らなかったが、前菜にはガーリックトーストとオリーブ。
このオリーブが、絶品だ。

そしてパスタ。
まさかこの値段で、このおいしさを味わえるとは思わなかった。
上の写真はミートソースだが、野菜もたっぷりで、風味豊か。
料理を運んでくださる奥様が、個人的にオススメとおっしゃっていらしたのも、うなずける。



おいしいパスタと久々の夕日_e0066210_23541953.jpg
2008年8月2日 『カフェ花鳥風月』
Canon Power Shot S3 IS



デザートの杏仁豆腐は、一時期流行った、トロトロ杏仁や、昔ながらのゼリーのようなものとも違い、出来の良い絹ごし豆腐のような舌触り。
しっかりした食感と、ほのかな甘さが、暑い夏にはたまらない。

ドリンクは、香ばしいほうじ茶で、ひとごこち。

   ⇒ All About 『パスタが自慢【カフェ花鳥風月】…高円寺』



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2008年8月2日 『井草八幡』
Canon Power Shot S3 IS



散々走り回り、日が傾きかけた時、ちょうど井草神社まで戻ってきた。

東京の街を走っていると、たまに、はっとする光景に出会うことがある。
それをカメラに収めようとしても、なかなかうまく行かない。
ある意味、「自分だけの光景」なのかもしれない。

だが、となりにその感動を分かち合う人がいないのは、少し寂しい。



おいしいパスタと久々の夕日_e0066210_065547.jpg
2008年8月2日 『井草八幡』
Canon Power Shot S3 IS






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2008年8月2日 井草八幡脇の道
Canon Power Shot S3 IS






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2008年8月2日  『善福寺川緑地』
Canon Power Shot S3 IS






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2008年8月2日  『善福寺川緑地』
Canon Power Shot S3 IS






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2008年8月2日 『善福寺川緑地』
Canon Power Shot S3 IS


以前から、ふたりでチャリチャリしよう!(バイクツーリングのことね)と言っていた。
これまでも、多摩湖自転車道を走ったり、色んななんちゃってツーリングを楽しんでいた。
今年は、もう少し遠くまで走ってみよう!という約束をしている。

しかし。
彼女の愛車は、シュウィンのモアブ。
ワタシはいっちょまえに6段変速だが、基本は『重戦車』のかご付き中国製ママチャリ。
脚力・持久力に開きがあるため、これはこれで釣り合いが取れているのかも知れないが、
ママチャリだと、ともかく重いし疲れる。

車の流れに乗るとき、信号待ちからのリスタート。重戦車には都市の道は拷問に近く、あらゆるところに地雷がある。
それ以上に疲労度をレッドゾーンまで持って行ってくれるのが、、ブレーキだ。

まるで無いんじゃないかと思うほど、効かない。特に、肝心のフロントが。

フルスピードからの減速ブレーキは、どこかへすっ飛んで行ってしまうのではないか、とすら思える。
これでかなり、神経がやられてしまう。
こうして、長距離になればなるほど、疲労が雪だるま式に増してゆく。

こうしてついに我慢しきれなくなり、『自転車のQBEI』でコイツを注文した。

使用範囲はほとんどロードなのだから、クロスバイクでも良かった。
が、中・高の頃、MTBに乗っていたので、その安心感が記憶にあったこと、何より値段が手ごろながら、レボシフト(グリップの根元をクルクル回すシフターで、6段変速とかのママチャリによく付いてるアレ)じゃなかったこと、そして、若干緑がかったブルーのメタリックというカラーが、自分の好みにドンピシャだったことから、これにした。

モアブとは比べるべくもないが、これまでよりも絶対的に高い限界、安心感のあるブレーキなどにより、疲労少なく安定したスピードで巡航できる。
特にブレーキは、これまでのクセで、コーナリング中に不用意なブレーキをかけてしまい、軽くかけたつもりが、コケそうになるほど効いてしまうというおまけもあった。

届いた週末にふたりでチャリチャリできなかったのは残念だが、まだまだ夏はこれからだ。





おいしいパスタと久々の夕日_e0066210_0133033.jpg
2008年8月2日  『善福寺川緑地』
Canon Power Shot S3 IS

# by kaze_soyogu | 2008-08-06 00:28 | ゆったりのんびりツーリング

暑い盛りだからこそ!最高の羽黒山五重塔を見るならば。



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2006年1月8日 雪化粧の羽黒山五重塔
OLYMPUS CAMEDIA SP-500UZ


真冬に限る。

このブログは、羽黒山五重塔で結構アクセスがある。
そこで、2006年の1月に訪れたこの塔を、再びアップしてみた。

詳しくは、こちらを参照ください.。

暑い盛りだからこそ!最高の羽黒山五重塔を見るならば。_e0066210_013327.jpg
2006年1月8日 雪化粧の羽黒山五重塔
OLYMPUS CAMEDIA SP-500UZ



ここには、是非「真冬」に行くことをお勧めする。

なんと言っても、まず人がほとんどいない。
3時間以上この辺りを歩き、塔を眺め、その間出合った人は1組のカップル、雪を押し固めているおじさん、山の方から歩いてきた家族連れの計5人だけ。
地元の重要文化財、中山五重塔ですら、それだけいれば、真夜中でもない限り、その倍の見学者はいる。
これだけの国宝を、ほぼ独占して見ることができる。

そして何よりも、感じる事が出来る。
凍りついた雪景色の中に、うっすらと流れる「凍れる音楽」を感じる事ができる。
これは、なかなか体験できないものだ。
写真では感じることのできない「何か」が、ここにはある。

もちろん、雪の中を歩くなら、それなりの覚悟はいるし、準備もいる。
今からある程度準備しておく(むしろ気持ちを盛り上げておく)ことも必要かもしれない。

本格のトレッキングほどではないにせよ、ある程度「身を守る術」を覚えておいた方が良い。

2006年1月8日 随神門
OLYMPUS CAMEDIA SP-500UZ



随神門を入るとあるはずの石段が、無い。
完全に雪に覆われている。しかも、カニ歩きしなければならない程度に、傾斜がある。
一歩踏み外すと、太腿まで雪に埋まる。
スノーブーツは必須だし、慎重さも必要だ。

もしかしたら、僕らの行った年が別格だったのかもしれないが。


暑い盛りだからこそ!最高の羽黒山五重塔を見るならば。_e0066210_0161080.jpg
2006年1月9日 鶴岡駅
OLYMPUS CAMEDIA SP-500UZ



僕らの行った年は、北陸から東北が数十年ぶりの大雪に見舞われていた。
秋田新幹線は大雪のため、まる1日線路の上で立ち往生、豪雪のため乗客の救出にも行けぬという事態が発生。
山形新幹線も運休が相次ぎ、新潟、秋田、山形の交通網は完全に麻痺。
積雪で旧家は何棟も押しつぶされ、除雪予算は1月初旬の時点で、ほぼ底をついていた。

更に、利用予定の羽越線にて12月25日、余目鉄橋で犠牲者が出てしまう脱線事故が発生していた。

僕らが行ったときも、羽越線は完全には復旧しておらず、一部代行バスを利用したし、
中日、羽黒山に入った日は、羽越線は終日運休だった。


暑い盛りだからこそ!最高の羽黒山五重塔を見るならば。_e0066210_0172462.jpg
2006年1月8日 雪化粧の羽黒山
OLYMPUS CAMEDIA SP-500UZ





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2006年1月8日 雪化粧の羽黒山
OLYMPUS CAMEDIA SP-500UZ





暑い盛りだからこそ!最高の羽黒山五重塔を見るならば。_e0066210_0255430.jpg
2006年1月8日 雪化粧の羽黒山
OLYMPUS CAMEDIA SP-500UZ



それでも、行った甲斐はあった。

これだけの塔だが、降り積もる雪に隠れ、そばに行くまで見えない。
近付いて、突然現われる。その衝撃は、他にないものだ。


もちろん、他の季節も綺麗かも知れない。
残念ながら、まだ他の季節に訪れた事がないので、比較する事ができない。
だが、地元の婆さんの言葉が本当ならば・・・


やはり、雪深い真冬に限る。



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2006年1月8日 雪化粧の羽黒山五重塔
OLYMPUS CAMEDIA SP-500UZ





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2006年1月9日 羽越線・いなほ号の車窓から
OLYMPUS CAMEDIA SP-500UZ

# by kaze_soyogu | 2008-07-18 00:33 | 雪景色と羽黒山五重塔


自転車をカッコよくカスタマイズ。そしてときどきポタリング。ある日突然シクロツーリストになったりも。


by FucaNeus

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