自転車と言えども・・・
OLYMPUS E-510 + ZUIKO DIGITAL ED 14-42mmF3.5-5.6 lens
写真は、夏の終わりに自由が丘サイクリングに出かけた時通った、多摩川の景色です。
ここのところ、週末はずっとサイクリングに出ています。
はじめは7月の終わり、サイクリングを始めた頃は、20kmちょっとでひーふぅ言っていたのに、今では50km以上でも平気になった。
体重も今まで以上に食べているにも拘らず、2kgちょい減ったし、彼女曰く、体つきもだいぶ逞しくなってきたとのこと。
とは言え、まだ55km程度走った翌日は、20kmくらいで疲労が来てしまう。回復力はまだまだ足りない。
最近は、よく多摩湖自転車道をふたりで走る。
走るたびに、彼女が坂道区間のアベレージ(平均速度)を上げて行くので、ワタシもうかうかしていられない。
Canon Power Shot S3 IS
それにしても、MTBは遅い。彼女の、ディオーレLXコンポのMOABに乗っていてもやはり、遅い。
元々スピードを求めて作られたものではないので、当然ではあるが。
クロスとはある程度までは一緒に走れるが、ロードに後ろに付かれると「お先にどうぞサイン」を出したくなる。
(とは言え、平地区間は交通量が多く車止めも多いため、、そこまで一生懸命走っているロードやクロスはあまりいないし、そもそもロード率は低い)
平地では、「27インチ・7段変速本気走り」のシティサイクルに、毛がはえた程度の速度しか出ない。
もちろん、ママチャリやシティサイクルよりも、ブレーキが強く安定感があるので、体力的にも精神的にも楽に巡航できるが。
多摩湖自転車道を走っていると、平地区間よりも多摩湖・狭山湖周辺の坂道区間の方が、アベレージが高く、しかも安心して走れる。
逆に平地は、生活道路の一面もあり、ある程度緊張して走っている。
とは言えやはり、怖い。
平地は、人や自転車の動きが読めない。
坂道区間だと、多くがサイクリストの為、コーナーで追い抜きを仕掛ける人はほとんどおらず、意味の無い針路変更、二重追い越し、飛び出し・はみ出し等がほとんど無い。並走にいたっては皆無だ。
追い抜きは見通しの良い場所で仕掛けてくるし、こちらが追い抜く時も無駄に頑張らず、譲ってくれる。抜く、譲るがはっきりしてるおり、次の行動が読めるので、安心できるし、譲れば頭を下げてくれる人も結構いて、気持ちよく走れる。
逆に言うと、平地では上のようなことが日常茶飯事だ。
自転車の並走に至っては、対向車線にはみ出し、対向車が来ても避けない。
追い抜きに掛かると、一々行かせまいといちいちブロックする意味不明な人もいる。
歩行者は、こちらが注意していれば、ある程度の事は対処できる。
だが、自転車相手だと、無理だ。特に並走や二重追い越しは。
スピードが遅いとは言っても、ママチャリでゆったり走っても、12~3kmは出ている。
こちらが徐行していたとしても、合わせて20km、下手をすればそれを超える。
シティサイクルのブレーキでは、咄嗟の出来事に対処できるスピードではない。
そしてシティサイクルに乗っている側は、大抵ヘルメットもグローブも背中のクッションも無い。
こっちだって、人に怪我はさせたくない。
だから引くべきところで引いてくれ、そしてこちらの逃げ道を塞ぐなと思う。
何より怖いのが無灯火だ。
こちらがこんなの(ワタシ)やこんなの(彼女。ほんとはワタシもこれが欲しいけれど、電源がマグネットの為、電磁波の影響で無線サイコンが止まってしまう)をつけていても、無灯火の上リアのリフレクターがついていなければ、果たして走っているのか止まっているのか、走っているとしたらどっちに向かって走っているのか、さっぱり分からない。
何かがある、程度にしか認識ができない。
街灯の無い道で暗色の服装だと、それすら分からない。
こっちがスピードを出しているからそんな事で不安になるのだ、と思う人もいるだろう。
しかし見えないと言うことは、そもそも認識ができないと言うことだから、速度は関係ないし、認識できないということは、例え歩速でも、片方が動いてなくても、どちらかが動いている限り、何かが起こる可能性がある、ということだ。
これでは、自転車免許制の声が上がっても不思議は無いし、自分でも是非免許制にしてくださいと思ってしまう。
ただ、救いはあるな、とも思う。
義務化されたせいもあろうが、子供のヘルメット着用が増えている。
更に、自転車道を走っている家族連れは、マナーが良い方々が多い。
両親が前後に付き、後ろから自転車が来ると、それを前方に知らせ、綺麗に譲る。
こういったことが、将来に繋がってくれれば、といつも思う。
などなど苦言を呈しながらも、やはりサイクリングは楽しい。
風を感じるし、走った後のご飯は最高に美味い。
ただひとつだけ難点はがあるとすれば・・・
荷物の軽量化のため、デジ一眼を持ち歩かなくなったことかな。
おかげで、アップする写真がなくて困ってます。
そんなわけで、次回から夏場に自転車で回った甘味屋さんでもアップしようか。
OLYMPUS E-510 + ZUIKO DIGITAL ED 14-42mmF3.5-5.6 lens
#
by kaze_soyogu
| 2008-09-30 00:09
| ゆったりのんびりツーリング
事故から始まる盆休み
Canon Power Shot S3 IS
今年の盆休みは、事故からはじまった。
確かに、油断もあった。
前日に吉祥寺-東武亀戸線・亀戸水神駅間約50kmを、回り道しながら往復し、それ以前には週末1日20km程度のツーリングを楽しみ、自転車のスピード感覚や走行感覚を取り戻しつつあり、同時に過信と慢心も生まれつつあった。
その過信と慢心、油断を自覚せぬまま、15日の早朝、彼女とふたりのお台場ツーリングへ出かけたのだった。
そして、事故がおきた。
よくある自動車との、出会い頭の事故である。
道を間違え、どう復帰しようか考えたその時、道路から注意が逸れた。
その隙に、路地からタクシーが頭を覗かせた時、慌ててフルブレーキングしたが、握りゴケ状態になり体が投げ出され、カラダだけボンネットとフェンダーに衝突。
ボンネットの上を自動車のフロント方向に転がり、背中から地面に落ちた。
だが、無傷だった。
かすり傷ひとつ負わなかった。
落ちる時地面に右手をついたため、若干手のひらが痛かったが、それだけだった。
タクシーのバンパーやボディではなく、一番柔らかいボンネットとフロントフェンダーに、自転車を巻き込まず体だけ当たったこと、相手の車が、ボンネットの広いタクシーだったこと、背中に凍らせたペットボトル5本と、大判タオルなどをつめたデイパックを背負っており、それがクッションになったこと、衝撃が上手く流れ、受身の取りやすい体勢で落ちたこと、お互いスピードがそれほど出ていなかったことなどが、この幸運に繋がったようだ。
だが。
起こるべくしておきた事故であり、体は無傷で自転車も全く損傷がなかったのは、
ただただ『運が良かった』だけで、それ以上で以下でもない。
後ろから一部始終を目撃していた彼女は、全身から血が引いたという。
それだけ、派手だったそうだ。
この事故で、非常に多くを学ぶ事となった。
結局、怪我をしたり、増してや命を落としては、何にもならない。
どっちが悪いだの、誰がどうしただの、過失云々などはどうでもいい。
自転車の損傷など、取るに足らないお話だ。
とにもかくにも、体の無事、命の無事が何よりも大切なのだ。
この時点では、必要性をぼんやりと感じながらもヘルメットすら用意せず、帽子だけで走っていた。
今思うとこの装備は、論外だ。お話しにもならない。
もう二度とツーリングができなくなる前に、やらなければならない事、揃えなければならない装備、心得なければならない事が沢山あることに、やっと気付いた。
普段注意してるつもりでも、ほんの一瞬の隙に、それはやってくる。
そこで身を守る事ができなければ、万事終わってしまうのである。
警察の方に今後の説明を受け、その足でふたりで新宿へ。
ヘルメットとグローブ(快適なツーリングのため以外に、地面に手をついたとき、多少なりともクッションがあれば、少しは違うかなと思ったことから)を揃えた。
ヘルメットには、氏名、住所、連絡先、緊急連絡先、血液型を記入するステッカーが付属してあり、すぐに書き入れ(血液型は「RH+-」から)、貼り付けた。
そして、当初の計画どおり、お台場へと向かった。
もしあの時、多くの運のうちのひとつでも欠けていたら、この景色は見られなかったかもしれない。
自分の愛する人、大切な人を悲しませる事は、絶対起こしてはならない。
そう思うと、なお一層の安全運行を心掛けなければ、と切に思うのだった。
なお、その事故を起こした100mほど先に、『身代わり不動尊』という、なんともタイムリーな不動尊があった。
こんなに真剣にお参りをしたのは初めてだった。
お宮を出る時には、リフレクタータイプのお札という、最強の精神的装備が加わっていた。
Canon Power Shot S3 IS
#
by kaze_soyogu
| 2008-08-22 00:10
| ゆったりのんびりツーリング
緑、旧跡、甘味、縁日。夏の東京を自転車で駆け巡る。
Canon Power Shot S3 IS
この日は、西荻の「でるぱぱ」でブランチ。
その後、早稲田通り沿いに自転車を走らせる。
ちょっと走ると、こんもりと緑が生い茂る小道を発見。大通りを逸れそこに入ると、こんな落ち着いた景色が待っていた。
Canon Power Shot S3 IS
Canon Power Shot S3 IS
Canon Power Shot S3 IS
この日もうだるような暑さで、すぐに汗が目に入ってくるような陽気だったが、この小道には涼しい風が吹き抜けていた。
Canon Power Shot S3 IS
夏の魅力は、なんと言っても「光」だ。
生い茂る緑と輝く光。
他の季節の光とは、比べようもない。
ワタシはこれでも、暑さに滅法弱い。
すぐのぼせ、フラフラし出す。
だからかつては、夏は大嫌いだったし、夏の間はウンザリしていた。
だが、今の彼女と出会って、夏の光の魅力を知った。
嫌いなものが好きになる。そんな出会いは、やはりかけがえのない出会いなんだろう。
その後、中野まで走り、井草神社、善福寺周辺をグルグル回ってから、吉祥寺駅前へ。
まだほっぺの腫れが引かない彼女に、食べやすい杏仁豆腐でも買っていってあげようかとサンロードをフラフラしていると、月窓寺で縁日が開かれていた。
Canon Power Shot S3 IS
さっそく彼女を呼び出し合流したが、盆踊りまでにはまだ時間がある。
そこで甘味でもと、以前卯三郎こけしを買った吉祥寺・中道通りのお茶屋さん『おちゃらか』へ。
Canon Power Shot S3 IS
Canon Power Shot S3 IS
彼女は、夏限定の冷茶セット。
ワタシは白玉カップ番茶セット。
白玉カップに添えられたアイスは、ほうじ茶アイスで、ほうじ茶の香ばしさが引き立つ逸品だ。
彼女の冷茶セットの冷茶は、カシスのフレーバーが入っており、お茶の香りとフレーバーの清涼感がたまらない。
近頃、ふたりで甘味巡りをしている。
中野の『富士見野』、幡ヶ谷の『茶廊 椿』など。
甘味は、お茶とセットで大体600円前後と、大抵のカフェのケーキセットよりも安い。
更に、多くはお茶がおかわりできる。
そのお茶も、とりあえずのものではなく、厳選、工夫があり香り高いものが多い。
日本のものだけあって、蒸し暑い日本の夏にはピッタリのほのかな甘みで、食べ応えも抜群だ。
特に走った後には、リーズナブルに至福のひとときが味わえる。
かつては、そば屋と同じく、どの街にも1軒は「ちゃんとした甘味」を出してくれるお店があった。
近頃は、そういうお店を見つけるのも大変だ。
全く残念でならない。
Canon Power Shot S3 IS
Canon Power Shot S3 IS
食べ終えて一息ついていると。
「いただきもののスイカですが、いかがですか」と。
ワタシが白玉カップ番茶セットを注文したあと、お店の人が表のたらいから、それに使うフルーツの大きなスイカを抱え、奥に持って行くのが見えた。
これはその残りだろう。
以前こけし買ったときは、「最後のひとつだから、残りものの福で」と、値下げをしていただいた。そして今度はすいか。
こんな嬉しい振る舞いも、おちゃらかならではだ。
Canon Power Shot S3 IS
綺麗に平らげたあと、またふた切れ登場!
「まだありますけど、いけますか?」
「もちろん!」
たぶん、ワタシと彼女の目はランランと輝いていただろう。
なんだか、ねだるこどものようだ。
そして、夏みかん茶を買い、盆踊りへと向かった。
Canon Power Shot S3 IS
#
by kaze_soyogu
| 2008-08-06 19:37
| ゆったりのんびりツーリング
おいしいパスタと久々の夕日
Canon Power Shot S3 IS
1週間ほど前、色々悩んだ末、SCHWINN(シュウィン)のマウンテンバイクを注文していた。
そして、首を長くして待ちかねていたMTBが届き、よし、これでふたりで走り回れるぞっ!と思っていた矢先。
この土日は、彼女の歯の治療のため、ふたりで走り回る事ができなかった。
そこで、ブランチだけ一緒に楽しんで、あとはひとりで駆け回ることになった。
そのブランチは、高円寺フラフラ歩いていた時に見つけた、 『カフェ花鳥風月』。
狭い商店街の路地裏のビル2階にあり、そんなに広くない店内なのに、広々とした落ち着いた印象のカフェだ。
Canon Power Shot S3 IS
撮らなかったが、前菜にはガーリックトーストとオリーブ。
このオリーブが、絶品だ。
そしてパスタ。
まさかこの値段で、このおいしさを味わえるとは思わなかった。
上の写真はミートソースだが、野菜もたっぷりで、風味豊か。
料理を運んでくださる奥様が、個人的にオススメとおっしゃっていらしたのも、うなずける。
Canon Power Shot S3 IS
デザートの杏仁豆腐は、一時期流行った、トロトロ杏仁や、昔ながらのゼリーのようなものとも違い、出来の良い絹ごし豆腐のような舌触り。
しっかりした食感と、ほのかな甘さが、暑い夏にはたまらない。
ドリンクは、香ばしいほうじ茶で、ひとごこち。
⇒ All About 『パスタが自慢【カフェ花鳥風月】…高円寺』
Canon Power Shot S3 IS
散々走り回り、日が傾きかけた時、ちょうど井草神社まで戻ってきた。
東京の街を走っていると、たまに、はっとする光景に出会うことがある。
それをカメラに収めようとしても、なかなかうまく行かない。
ある意味、「自分だけの光景」なのかもしれない。
だが、となりにその感動を分かち合う人がいないのは、少し寂しい。
Canon Power Shot S3 IS
Canon Power Shot S3 IS
Canon Power Shot S3 IS
Canon Power Shot S3 IS
Canon Power Shot S3 IS
以前から、ふたりでチャリチャリしよう!(バイクツーリングのことね)と言っていた。
これまでも、多摩湖自転車道を走ったり、色んななんちゃってツーリングを楽しんでいた。
今年は、もう少し遠くまで走ってみよう!という約束をしている。
しかし。
彼女の愛車は、シュウィンのモアブ。
ワタシはいっちょまえに6段変速だが、基本は『重戦車』のかご付き中国製ママチャリ。
脚力・持久力に開きがあるため、これはこれで釣り合いが取れているのかも知れないが、
ママチャリだと、ともかく重いし疲れる。
車の流れに乗るとき、信号待ちからのリスタート。重戦車には都市の道は拷問に近く、あらゆるところに地雷がある。
それ以上に疲労度をレッドゾーンまで持って行ってくれるのが、、ブレーキだ。
まるで無いんじゃないかと思うほど、効かない。特に、肝心のフロントが。
フルスピードからの減速ブレーキは、どこかへすっ飛んで行ってしまうのではないか、とすら思える。
これでかなり、神経がやられてしまう。
こうして、長距離になればなるほど、疲労が雪だるま式に増してゆく。
こうしてついに我慢しきれなくなり、『自転車のQBEI』でコイツを注文した。
使用範囲はほとんどロードなのだから、クロスバイクでも良かった。
が、中・高の頃、MTBに乗っていたので、その安心感が記憶にあったこと、何より値段が手ごろながら、レボシフト(グリップの根元をクルクル回すシフターで、6段変速とかのママチャリによく付いてるアレ)じゃなかったこと、そして、若干緑がかったブルーのメタリックというカラーが、自分の好みにドンピシャだったことから、これにした。
モアブとは比べるべくもないが、これまでよりも絶対的に高い限界、安心感のあるブレーキなどにより、疲労少なく安定したスピードで巡航できる。
特にブレーキは、これまでのクセで、コーナリング中に不用意なブレーキをかけてしまい、軽くかけたつもりが、コケそうになるほど効いてしまうというおまけもあった。
届いた週末にふたりでチャリチャリできなかったのは残念だが、まだまだ夏はこれからだ。
Canon Power Shot S3 IS
#
by kaze_soyogu
| 2008-08-06 00:28
| ゆったりのんびりツーリング
暑い盛りだからこそ!最高の羽黒山五重塔を見るならば。
OLYMPUS CAMEDIA SP-500UZ
真冬に限る。
このブログは、羽黒山五重塔で結構アクセスがある。
そこで、2006年の1月に訪れたこの塔を、再びアップしてみた。
詳しくは、こちらを参照ください.。
OLYMPUS CAMEDIA SP-500UZ
ここには、是非「真冬」に行くことをお勧めする。
なんと言っても、まず人がほとんどいない。
3時間以上この辺りを歩き、塔を眺め、その間出合った人は1組のカップル、雪を押し固めているおじさん、山の方から歩いてきた家族連れの計5人だけ。
地元の重要文化財、中山五重塔ですら、それだけいれば、真夜中でもない限り、その倍の見学者はいる。
これだけの国宝を、ほぼ独占して見ることができる。
そして何よりも、感じる事が出来る。
凍りついた雪景色の中に、うっすらと流れる「凍れる音楽」を感じる事ができる。
これは、なかなか体験できないものだ。
写真では感じることのできない「何か」が、ここにはある。
もちろん、雪の中を歩くなら、それなりの覚悟はいるし、準備もいる。
今からある程度準備しておく(むしろ気持ちを盛り上げておく)ことも必要かもしれない。
本格のトレッキングほどではないにせよ、ある程度「身を守る術」を覚えておいた方が良い。
OLYMPUS CAMEDIA SP-500UZ
随神門を入るとあるはずの石段が、無い。
完全に雪に覆われている。しかも、カニ歩きしなければならない程度に、傾斜がある。
一歩踏み外すと、太腿まで雪に埋まる。
スノーブーツは必須だし、慎重さも必要だ。
もしかしたら、僕らの行った年が別格だったのかもしれないが。
OLYMPUS CAMEDIA SP-500UZ
僕らの行った年は、北陸から東北が数十年ぶりの大雪に見舞われていた。
秋田新幹線は大雪のため、まる1日線路の上で立ち往生、豪雪のため乗客の救出にも行けぬという事態が発生。
山形新幹線も運休が相次ぎ、新潟、秋田、山形の交通網は完全に麻痺。
積雪で旧家は何棟も押しつぶされ、除雪予算は1月初旬の時点で、ほぼ底をついていた。
更に、利用予定の羽越線にて12月25日、余目鉄橋で犠牲者が出てしまう脱線事故が発生していた。
僕らが行ったときも、羽越線は完全には復旧しておらず、一部代行バスを利用したし、
中日、羽黒山に入った日は、羽越線は終日運休だった。
OLYMPUS CAMEDIA SP-500UZ
OLYMPUS CAMEDIA SP-500UZ
OLYMPUS CAMEDIA SP-500UZ
それでも、行った甲斐はあった。
これだけの塔だが、降り積もる雪に隠れ、そばに行くまで見えない。
近付いて、突然現われる。その衝撃は、他にないものだ。
もちろん、他の季節も綺麗かも知れない。
残念ながら、まだ他の季節に訪れた事がないので、比較する事ができない。
だが、地元の婆さんの言葉が本当ならば・・・
やはり、雪深い真冬に限る。
OLYMPUS CAMEDIA SP-500UZ
OLYMPUS CAMEDIA SP-500UZ
#
by kaze_soyogu
| 2008-07-18 00:33
| 雪景色と羽黒山五重塔
自転車をカッコよくカスタマイズ。そしてときどきポタリング。ある日突然シクロツーリストになったりも。
by FucaNeus
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