風そよぐ、晴れた海

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天竜-遠州自転車めぐり  一体となる森と道路



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県道53号線「信州街道」に入ると、三倉川の清流と山間の道となる。
田中の小道、とまではいかないが、しばらく里の光景の中をのんびりと進む。
そこかしこに製茶直販の幟(のぼり)が立つ、茶処・掛川路である。


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次第に勾配がきつくなり、森の中に入ってゆく。田んぼは次第に姿を消し、木々のざわめく道となる。

ガードレールは、ない。

緩やかな山の斜面と道路を隔てる物が無く、木々と共に走っているような気持ちになる。
この開放感が、たまらない。

・・・が、ところどころ道が開け、その度に強烈な日差しに打たれる。
特に一つ目のトンネル、三倉トンネル辺りは辛かった。
上り自体、今の僕らには大したことはないが、この暴力的な暑さには手も足も出ない。
僕はまだ大丈夫だが、彼女は顔を赤くしてのぼせ上がっている。
短い距離で2~3回ストップ、少しぬる目のボトルの水を頭に垂らし、ハイドレーションの氷水を手足かける。
更に干し梅や塩飴を補給しながらゆっくり進む。
アームカバーやウェア、頭に巻いた手拭いも濡らし、走行風のクールダウン効果を高める。


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しばらく進んだ先の「周智トンネル」を抜けると、この日の最高点に達する。
ここからは先は、一部を除き下り基調。
遠くの蒼い山々を眺め、一息ついたあと、昼食ポイントに選んだ「春野いきいき天狗村」まで一気に坂を駆け下りた。



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天竜-遠州自転車めぐり 記事一覧
 ⇒ 1.はじまり
    2.木造駅舎の掛川駅
    3.天竜浜名湖鉄道に手をふる
    4.ローカル線に別れを告げて
    5.一体となる森と道路
    6.て、ていきゅうび!?
    7.気田川(けたがわ)
    8.天竜相津花桃の里(てんりゅうそうづはなもものさと)
    9.掛塚

ルートはこちら!(ルートラボ)
 ⇒ 8月27日 掛川-春野-天竜二俣-掛塚-浜松
 ⇒ 8月28日 浜松-中田島砂丘-太平洋岸自転車道-御前崎-焼津

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by kaze_soyogu | 2010-09-07 22:33 | 天竜-遠州自転車めぐり | Comments(0)

天竜-遠州自転車めぐり  ローカル線に別れを告げて

再び県道40号線に出ると、次第に広い畑が消え、森が深くなってゆく。

天竜浜名湖線の線路をまたぐ。


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ミニチュアのようなトンネル。
高架橋には沢山の栗。
これで狸でも出てきたら、最高に絵になるのに。


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架け替え途中の森川橋を渡り、県道53号線、「信州街道」に出る。
ここから春野まで、太田川、三倉川沿いに、川のせせらぎをBGMに走る


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by kaze_soyogu | 2010-09-06 23:08 | 天竜-遠州自転車めぐり | Comments(0)

天竜-遠州自転車めぐり  天竜浜名湖鉄道に手をふる


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国道1号をまたぎ、天竜浜名湖鉄道沿いの県道40号に出る。
途中、線路に沿う細い路地を見つけ、吸い込まれるように入り込む。

そこは天竜浜名湖線、「いこいの広場駅」に通じる小径だった。


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意識しなければ通り過ぎてしまうような、小さな駅。
自転車置き場に止めてある台数を見ると、それなりに利用者はいそうだ。


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小さなホーム。
木製の表示板。
錆の浮くのベンチ。
まばらな時刻表。
フェンスも無く、景色にとけ込むホームと線路。

思わず待合室で昼寝をしたくなる、可愛らしい駅だった。


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しばらくの間、線路沿いの小径を走る。
右手に単線の線路、
左手には田んぼ。

日陰が無く楽な道ではないが、そよぐ風は涼しい。
線路沿いにしばらく走ると、踏切が鳴る。


 「どっちから??」

カメラを片手に、ふたりで前後を見渡す。


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後ろから、大きな車体を揺らして、一両きりの列車が姿を現す。


 「わあ~」

白い車体に、オレンジとグリーンのライン。
東海の景色にとけ込む列車に、僕は手を振りながらシャッターを切った。



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by kaze_soyogu | 2010-09-06 00:09 | 天竜-遠州自転車めぐり | Comments(0)

天竜-遠州自転車めぐり  木造駅舎の掛川駅


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掛川駅北口は、新幹線の駅で唯一、木造駅舎を備えている。

新幹線の駅は、駅前を含め豪華ではあるけれど無機質な駅が多い。
駅前の景色も、大体が画一的で同じ顔。
降りた時、都内とそれほど変わらない景色が広がると、どうも実感が沸いて来ない。

掛川はこの駅舎のお陰で、新幹線での輪行ということを忘れられ、遠征のスタートを盛り上げてくれる。

この駅舎の前で自転車を組み、記念撮影を済ませてスタートした。



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by kaze_soyogu | 2010-09-05 23:28 | 天竜-遠州自転車めぐり | Comments(0)

天竜-遠州自転車めぐり はじまり


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はじまりは、祖父から届いた一通の封書だった。


封を開けると、そこには広報の切抜きが2枚と、メモのような手紙が入っていた。

切抜き1枚目は、太平洋岸自転車道(静岡県道376号浜松御前崎自転車道線)の菊川にかかる、「潮騒橋」の写真。
2枚目は、遠州灘沿いの松林の中を通る、自転車道の写真。

「太平洋岸自転車道にはこんなところがあります。車では通れません。私も通った事がありません」

手紙の内容は、それだけだった。

祖父の家は、磐田市掛塚と言い、天竜川のほとりにある。
河口から2km弱。夜には潮騒も聞こえてくる。
そして太平洋岸自転車道は、祖父の家から50m程度のところを通っている。

手紙の意図を理解した僕らは、早速日取りを決め、コースを設定した。


日取りは1泊2日。
遠州灘は晴れると南西の風が吹く。
ならば自転車道は2日目の復路にしよう。
静岡まで通っているけれど、強い日差しの中、海辺をひた走るルートだ。
100kmが限界か。
ならば、御前崎を通って焼津までだな。

1日目は、折角遠州に行くのだから、僕が月に1回山仕事に行く場所の周辺を彼女に知ってもらおうか。
佐久間・水窪では少し遠い。春野辺りならなんとかなりそうだ。
春野はa-rouさん縁の土地。ちょうどいい。
まず掛川からローカル線の天竜浜名湖線沿いに。
そこから太田川、三倉川、そして日本の川百選にも選ばれている「気田川(けたがわ)」沿いに。
最後は天竜川へ抜け、ここから掛塚まで一気だ。


こうしてコースが決まった。

 ⇒ 8月27日 掛川-春野-天竜二俣-掛塚-浜松
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早速祖父に手紙を返し、出発前々日の25日に電話をかける。
開口一番、

 「いまどの辺だ?」

祖父の中では、もう僕らは遠州を走っていることになっているらしい。


こうして、僕らの「天竜・遠州自転車めぐり」がはじまった。


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by kaze_soyogu | 2010-09-05 23:13 | 天竜-遠州自転車めぐり | Comments(0)

天竜-遠州自転車めぐり


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バイシクルライド2010イン東京の更新後、実に3ヶ月振りの更新。。。

休日のほとんどは走り、平日は仕事に家事。
たまに空いた時間があると、次回走るルートを検索。
更新時間がもったいないという毎日だった。

この間、

 ・南房総ライド(GW)
 ・小湊鉄道沿いライド(雨のため養老渓谷でリタイア)
 ・小作-奥多摩-風張峠(標高1190m東京都の道路最高地点)-武蔵五日市を2回
 ・a-rouさんと奥多摩花火大会見物
 ・a-rouさんと荒サイで榎本牧場へ
 ・荒サイ往復でセンチュリーライド(160km=100マイル)
 ・大江戸自転車三昧下町編
 ・8月27日~28日の遠州-天竜(春野)(一泊)-太平洋岸自転車道で焼津まで。


など、それなりに走ってはいます。
更新のため写真は収めてはいるが、UPするかどうかは気分次第。


冒頭の画像は、8月27日~28日、静岡西部を走った際の写真。

この時の走行ルートは↓↓↓のとおり。


 ⇒ 8月27日 掛川-春野-天竜二俣-掛塚-浜松
 ⇒ 8月28日 浜松-中田島砂丘-太平洋岸自転車道-御前崎-焼津


そしてここは、掛川出発後の三倉川沿いの光景。

まばらな民家。
豊かな清流。
実りをすぐそこに控えた田畑。

日本の原風景のような景色の中を、祖父から届いたさりげない誘いの手紙をたずさえ、ひた走る。

この日、最高気温は天竜地区ですら33度。


 暑い。


照りつける太陽にはさすがに参ったが、吹く風は心地良い。
都心のように、ヒーターをぶら下げて走っているような、
あのまとわり付く暑さは、無い。

河原から赤とんぼが舞い、厳しい残暑の中にも秋の気配を感じさせる。
東京ではあまりに鈍い季節の巡りを、ここでは敏感に感じ取ることが出来る。

しばらくの間、この平和な景色の中を、のんびりとポタペースで走り続けた。


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by kaze_soyogu | 2010-09-04 02:58 | 天竜-遠州自転車めぐり | Comments(0)

バイシクルライド2010イン東京-築地で食い過ぎブービーフィニッシュ


だいぶ前の話ですが、彼女&友人の3人で
「メイク・ア・ウィッシュ・チャリティ バイシクルライド2010イン東京」に参加しました。
テキストは後ほど。

友人は、自転車イベント初参加。
距離は25kmなので、イベント初参加にはいいだろうとエントリー。
普段電車・自動車で走る東京を、自転車で皆で走る。
果たして楽しんでもらえるでしょうか。



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7時30分頃、集合場所のプルデンシャルタワーに到着。
正面は既に人だかりで、二進も三進も行きません。



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ビルの裏から入り、指定のラックのに自転車をかけます。
このラック、置き場に困らずコンパクトに収まるので、「ぐる浜」にもぜひ欲しいものです。



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一面自転車がびっちり!
子供のせ自転車で一家で参加している方々もいらっしゃいます。



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僕らはこんな感じ。
やはり彼女のロードは小さい。
友人のジャイアントOCRと比べると、益々小さく感じます。



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スタート組はA、B、Cとあって、僕らはB組。
しかし入り乱れているため、適当にスタート列に並びます。
参加者がが着ているベストは、受付で配られたパールイズミのベスト。
そのままもらえます。
結構使い勝手が良く、普段にも使えるスグレモノです。



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8時15分頃、スタートです!



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イヤッホ~と走り出しますが・・・



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すぐに渋滞。



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ちょっと走ると、また渋滞。
この信号の先にも、また長い列が見えます。
自転車渋滞で、ほとんど足をついたままの状態です。



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そんな繰り返しで、第一エイドステーションの竹芝小型船ターミナル広場に到着。
小さな男の子にエイドの水をもらいます。



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見慣れた光景ですが、友人には新鮮に感じたそうです。
やはり自転車で走ると、見慣れた景色が新鮮に映ります。

自動車、電車だと、点から点の移動です。
ポイントポイントが分断されている。
しかし自転車は、線もしくは面の全てが繋がっています。
ここが他の地交通手段とは違うところです。


さてこの後。
第2エイドステーションのKDDIビル・スタバエイドまで写真がありません。
撮る余裕が無かったためです。

なぜか。

・・・築地で寄り道してしまいました^^;

築地市場の脇でどうにもたまらなくなり、そのままちょいとコースを外れ、あろうことか海鮮定食屋の座敷席へ。
僕はたらふく山盛りのアナゴ天丼を食らい、友人は海鮮丼プラス鯨の串揚げ。

食い過ぎた僕らは重い腹を抱え、うっぷとなりながらコースへ戻るも、
既に他の参加者ははるか先。

案内も無く、勝鬨橋を渡ったところで曲がり角を間違え、やっとのことでコースに復帰。
同じく迷っていた親子連れ(奥様はシティサイクル、旦那さんは子供乗せ自転車)の参加者に
「こっちですよ!」と教えると、僕らの後ろを付いてくる。
途中信号で千切れるも、見えるところで待ち、その一家を引きます。
お子様はチャイルドシートに揺られ、もうすっかり夢の中。
途中、撤収作業を終え、一本締めしているルート前半のスタッフに出会います。


ああ、もう撤収かよ。
このままエイドまで行って、ゴールする意味があんのかな。。。
そもそも次のエイドも撤収してんじゃないの?
このまま東京名所巡りに変更してもいいんじゃない?


などと投げ遣りな気持ちが沸いてきますが、後ろにはお子様連れのご家族がいる。
パパは子供を乗せて頑張っているじゃないか。
抜けた気持ちをまた張り直し、コース図とは少し違う道を通りながら、
それでも何とエイドにたどり着いたという顛末。


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辿り付いてみると、なんとまぁ、エイドの皆様盛大な拍手で出迎えてくださる。
おお、俺達が最終走者か?

彼らもそう思っていたらしいのですが、なんとまだ、後ろに5~6人の集団がいるとか。
築地で食い過ぎたのは俺らだけじゃなかった!



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スタバのエイドで配られたドリンクとバナナ。
僕はライチ&ラズベリーをもらったが、これが美味い。染み渡る美味さだ。
バナナはスタバの隠れたヒット商品。
全国のスタバで、確か80円か100円かで売っている。
自転車乗りにはありがたい!



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最後は、パレスサイクリングを快走、ゴールへと向かう。



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ゴールすると、既にビンゴ大会は終わり、ジャンケン大会に変わっていた。
受付で景品をもらい、解散となる。


僕らも解散し、僕と彼女はY's赤坂店~上野店をハシゴ、自走で帰る。
友人は、輪行で溜池山王から越谷へ。


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彼女と、友人。
まぁ、だいぶ邪道な楽しみ方だったが、友人にはそれでも充分楽しんでもらえたようだ。
またイベントに参加したいと言っていた。

僕らは、と言えば、正直二人なら参加しない。
築地まではほとんど自転車渋滞で、まともに走れるのは半分だけ。
普段見慣れた道も多いので、この参加料を払ってまで、と言う感じ。

しかし、他に参加したいという人がいたら、
一緒に参加してもいいかな、とは思う。
自転車が好きになる、一つの切欠にはなろう。
スタッフの皆さんも親切だしね。



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by kaze_soyogu | 2010-06-08 23:54 | ツーリングイベント&自転車旅 | Comments(3)

自転車の甘い誘惑。


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自転車には麻薬性がある。
と言った人がいるが、本当にそうかも知れない。
ここに、今まさに禁断の果実に齧り付かんとしている人がいる。


5月29日の土曜、彼女の友達Kさんと小湊-いすみ鉄道ツーリングに行った。

K子さんはスポーツバイクを持っていない。
なので、彼女のモアブ(「SCHWINN(シュウィン)」のMTB。タイヤは1.95のブロックから1.5のスリックに履き替え、ホイールもマビックに交換し舗装路を走りやすくしている。)を貸した。

K子さんはこれまで、彼女と一緒に遠野ツーリングや荒サイポタリングをしており、自転車の楽しさが分かりかけたところだった。
そこで一気にはまっていただきましょう!ということで、このツーリングとなった。
このツーリングは、小湊-いすみ鉄道沿線を、国道、県道を繋いで走る、というものだ。
目標は小湊鉄道起点の五井駅~いすみ鉄道終点の大原まで、約68kmを走り切る。
50Km走ったことがないKさんのため、50Km超えを目標にルート設定した。


しかし当日、養老渓谷で雨が降り出し、そこで輪行で引き返すことになる。


翌日、彼女が体調を崩し、面倒を見ようと思ったが、K子さんは一足早く起き着替えも済ませ、
いかにも走りたそうにしている。
相当前日の房総が楽しかったと見える。
自転車の眺め、ソワソワ、ウロウロしている。

どうしようか迷っていたのだが、彼女がお供してあげて、というので二人で荒サイを走った。

Kさんはまだスポーツバイクに慣れていない。
なので、ペダリング、足裏のどこでべダルのどこを踏むのか、姿勢はどうか、サドルの高さ、前後位置、ひとつひとつアドバイスしながら走る。
変わってゆくポジションに合わせ、調整もする。

すると、また走りが変わってゆく。
当人もアドバイスに添って変えてゆくと、ペダリングが軽くなり、体が楽になっていくのが分かるらしい。
どんどん巡航速度が上がってゆく。
速度が上がっても、はじめより楽に走っている。

これがは見ているこちらも楽しい。
ポジションはあれよあれよとママチャリポジションからスポーツバイクのものになり、
かっこよくなってゆく。

体が楽になるから、どんどんはまってゆく。

こうして、気が付けば家から25km地点の朝霞水門に辿りついた。


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ここから途中コンビニに寄り、往復52Km。
さすがに前日房総を45Km程度走り輪行した後だったので、最後5Kmはバテたが、それでも目標の50Kmは超えた。
運動未験ほとんど無し、スポーツバイク歴実質4日目ならば、よく頑張ったと言っていいだろう。


50Kmなんて、ママチャリしか知らないと、頭がおかしいんじゃないかと思うかも知れない。
しかし、スポーツバイクをそれなりのポジションで乗っていれば、運動経験が0の人でも行けてしまう。

例え50Kmでも、初めてならばそれなりの疲労感もあるから、頑張ったぜ自分、という気分になれる。
しかも、少しずつ距離を伸ばせば、もう少し行けるんじゃないか、とすら思える。

何よりも、空気を感じ、自然を感じながら走る爽快感。
走った後の飯の美味さ。

これら全てが自転車の魔力だと思う。


さて件のK子さん、今週も家に来るという。
家に帰ってからも、朝早く目が覚めるのだとか。
これは、走り初めの頃の僕らと同じだ。
こうなってはもう、止められない。止める理由も無い。


さて次は、どこを走ろうか。


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by kaze_soyogu | 2010-06-02 00:59 | 多摩川・荒川サイクルロード | Comments(0)

彼女のロード、完成。


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バイシクルライドインTOKYO2010を翌日控えた4月17日、彼女のロードが完成した。


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桜舞う中、僕ひとり自転車で八潮の渡辺氏の工房に向かう。
彼女は北千住よりつくばエクスプレス。自転車を引き取りに行くのに、自転車で行くわけには行かない。


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これは前の週、フレームが出来たとの連絡を受け、見に行った時の様子。
もっとスローピングになるかと思っていたが、結構綺麗な三角が出ている。
BBシェルの位置を下げたため、実現できたそうだ。

これは、フレーム製作前に彼女の走りを見た渡辺氏が、氏の思った以上に彼女がコーナリングで車体を倒せてはいるが、必ず内側のペダルを上げていることに気付いた為、このコーナリングが身に付いているならBBシェルを下げられると踏んだためである。
また、クランクが165mm以下になることも手伝って、このフォルムになった。


彼女の身長だと、完成車のクロモリはサイズが無いところからオーダーに行き着いた。
このフレームを目の前に、彼女は感慨無量の様子だった。


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そして、完成の図がこちら。
ワインレッドのバーテープはスウェード調。彼女が選び、持ち込んだ唯一のパーツ。
サドルは女性用ツーリングサドル。セライタリアのようだが、それらしいモデルが見当たらない。
モッサリとしてはいるが、彼女曰く力が逃げずかと言って硬すぎず、距離が伸びるほどホールド感が増して快適だと言う。

ホイールは650C。700Cより小径のため、ホイールベースを若干長めに取って安定性を高めている。
リヤの向こう側に見えるのは、BBBのクイックに挟むタイプのキックスタンド。
通勤にも使うため、スタンドは必須。取り外し易くフレームも傷つけないものを取り付けている。


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ダウンチューブとチェーンステーに「WATANABE」のロゴが入る。
フレームカラーはパールホワイトだが、それはこのロゴが映えるという理由から。


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シートステーの根元と、フロントフォークの裏に、赤のドットが入る。これは彼女の希望。
このドットがさくらんぼのようだと言うことで、「チェリーちゃん」と名づけられている。


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これがSWワタナベマジックのフロントフォーク。
実にしなやかで美しいライン。実際、フロントの安定性も良く、滑らかな感触。しかしコーナーではクイックに効く。


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前後ハブとヘッドパーツはDURA-ACE。
デュラエースのハブは凄い。静かで滑るようだ。まるで重さも抵抗を感じない。
ヘッドパーツはあまり重視はしていなかったが、それは間違いだったかもしれない。
実際乗る時、信号待ちからのリスタートの時や低速走行の時左右に振れたりするわけで、それが軽いという事は負担が減るということだ。
僕も試しに少し乗ってみたが、この滑らかな動きはちょっとした感動だった。


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ノンオリジナルだが、こんなベルを付けてみた。
ベルは法定3点セットのうちの一つ。必ず装備していなければならない。
ならば、とこれを付けてみた。
なんか、元々付いていた物のように、しっくりとくる。


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ブレーキはBR-R650。57mmのロングアーチタイプ。
泥除けが付けられるよう、ダボが設けてあるため、ブレーキもそれに対応させてロングアーチにした。


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クランク、チェーンリングはスギノ。インナー36Tは、彼女曰く少し重いとか(房総の際の感想)。近々34Tに交換予定。


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スプロケは12-27T。彼女にはちょうど良いだろう。


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ホイールは渡辺氏の手編みホール。リムは氏の手持ちのARAYAのリム。


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ペダルは三ヶ島のEzyシステムのペダル。


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このように、ストッパーを外し、根元のリングをスライドさせるとワンタッチで外れる。
輪行の際には非常に便利。


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試乗にて。
乗り出して20分としないうち、もう下ハンで乗っている。
姿勢も良い。彼女曰く、違和感はまるで無いとか。
ピッタリのフレームとは、こういうことらしい。

僕も試しに乗ってみたが、何と言うか、実に滑らか。
よく曲がるしよく走る。コントロールし易く思いのままだ。
舗装の割れている箇所も、それと気付かないこともあった。
サイズが小さいので僕のロードより軽いが、それだけではない滑らかさがある。
職人技、と言うものを改めて思い知ることになる。

パイプはタンゲだが、彼女に合わせて各部厚さの異なるものを使用している。
それで僕も乗り易いのだから、彼女には信じられないくらい乗り易いのだろう。

実は翌日のイベントで、坂で追いつかれそうになって焦った一幕があった。
彼女を待つつもりでゆっくり上っていたら、ぐんぐん追いついてくる。
しかも超笑顔で。
ちなみに彼女、この引取りの日がドロップハンドルは始めてである。
イベント当日はドロップハンドル2日目だ。シフト操作だってまだ慣れていない。
それですら、そこまで乗れるのだ。

SWワタナベ、恐るべし、である。


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最後のショットは渡辺捷冶氏。
いや、乗車姿勢は綺麗だし、何より速い。
さすがサイクリスト歴50年である。



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by kaze_soyogu | 2010-05-18 00:36 | ロード購入記 | Comments(0)

いまさら「ぐるっと浜名湖ツーリズム2010」 その3


参照:いまさら「ぐるっと浜名湖ツーリズム2010」 その1
  いまさら「ぐるっと浜名湖ツーリズム2010」 その2
  いまさら「ぐるっと浜名湖ツーリズム2010」 その3
  いまさら「ぐるっと浜名湖ツーリズム2010」 その4

 ⇒ ぐるっと浜名湖ツーリズム2010 レギュラー コースはこちら!


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チェックポイントBを過ぎると、今度は田園風景の中を走る。
ここからチェックポイントCまでは、約16km。これまでよりも少し長め。
低い山と田んぼの光景が、房総に少し似ている。


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途中から、青いウェアを着たトレック乗りの方(下の写真の方ではない)と、白いウェアの方との3人で一緒に走る。
トレイン、と言うほどでもないが、3人でなんとなーく先頭交代しながら、緩いペースで浜名湖サイクリング。
お二人ともペースが安定しており、手信号も声掛けもしっかりしていて安心できる。

途中いくつか短く緩い坂があるのだが、昨年はそこも激坂に感じた。
それもそうだ。
昨年は重量級MTBにキャリア、サイドバッグを付け、しかもフラットぺダルだったのだ。
今年はクロモリロードにSPD、もちろん荷物はほとんどない。楽過ぎて笑ってしまう。

驚いたのは彼女。
彼女は、キャリアにサイドバッグこそないが、昨年と同じSchwinn MOAB(シュウィン モアブ、シュウィンのハードテイルMTBの最高グレードモデル)での参加。
ペダルもSPDに変わってるとは言え・・・、


この間の登りで、入りで勢い込んで登ってゆき、途中からズルズル落ちてくる男の子達を、マイペースで抜いてゆくではないか!


ランニングのように片手を振り、呼吸を整えて登る彼女。
(こうすると上体が固まらず、疲れが溜まらないのだとか)

「うそだろ~~~」と唖然とする男の子達。


まぁ、相手はクロスやMTBでフラットペダルとは言え、明らかに昨年より坂に強くなっていることを証明して見せてくれた。


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湖岸の小道を、ゆるゆると走る。
ここはたまに水溜りや浮き砂がある。
花が咲き乱れ、花畑の中を走っているようで心地が良い。

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そんな風にのんびり走っているうちに、チェックポイント兼昼食地点「ホテルリステル浜名湖」に到着!
と、丁度チェックポイント前で信号待ちをしている陽ちゃん一家ときっぱんさんの背中が見えるではないか。

丁度良いので、皆で場所を確保し、「配給」の列に並ぶ。
昨年は、昼食場所は猪鼻湖の北側にある公民館っぽい場所で、広い芝生があり、場所には困らなかったが、今年は小さなホテルの駐車場で非常に狭く、人でごった返していた。

列に並んでいたところ、彼女とやこちゃんも到着。8人で仲良くお昼ご飯タイムとなった。
さすがに、前日ブルベ200kmを完走し、その後ご家族を乗せて車を運転して夜中に到着、ほとんど寝ずに朝は朝で4人分の自転車組み立てとタイヤ8本の空気入れをこなした陽ちゃんは、すでにくたびれている。
パパの鏡だ。

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おにぎりの一つは鰻入り、コロッケはうなぎが混じっており、しかもその場で揚げている。
こんなおもてなしが、このイベントの人気の理由の一つだ。


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腹も満たされたところで、8人で出発!
ここの先には山岳ステージ(と言うほど大げさではないが)が待っている。

なお、リスターと直前、やこちゃんが我慢できず、鉄道コースからレギュラーコースへの変更を申し出る。
この先は登り。はじめは渋っていた引率の方が、皆で走ることを確認すると、OKを出してくれた。

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途中、トマトのトイレやてっぺんからうなぎが生えている奇怪なトイレがある。


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遠州は、丁度桜の季節。昨年は散り際だったが、今年はちょうど満開だった。


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昨年は一山だけだったが、今年はもう一つ坂が増えた。その増えた坂が先にやってくる。
直線の登りで、景色もあまり面白い坂ではなかった。
それにしても、現役の学生さんのお二人の元気なこと。


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一つ目の坂を上りきったところ。
陽ちゃんもう限界の図^^;

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下ってから、二つ目の坂が現れる。
ここは、景色が最高だ。
段々畑にみかん畑、その奥には浜名湖が見える。

この二つ目の坂は、昨年激坂に感じた。しかし、今年は陽ちゃんの奥様や娘さん(お姉さんの方)やきっぱんさんと話しながら登れる程度に楽だった。
機材が変わっている上に、コースもを知っている。
それ以上に、昨年と今年では、経験値がまるで違う。
少しは成長していると言うことだろうか。

最も驚いたのが、やこちゃん。あの重いクロスで、フラットペダルで、力強く登る。
僕の登りは正直どれだけラクするか、という登り方だが、彼女は重いギヤでとにかく踏む。
しかも速い。
同じ機材でもっとギヤの使い方や体の使い方を覚えたら、もしかしたら・・・と思わせる程度に、速い。
フルマラソンを走りきる体力と持久力は、やはり伊達ではない。


登りきったところで、陽ちゃんの娘さん(姉)のフロント変速が出来ないと言う。
なんと、フロントアウターで登ってきたとか。すげぇ。
どうも、シフターがロックしている様子。ここでスタッフの方が通りかかり、ちょいちょいとなおしてしまう。

どうもこの方自転車屋さんらしい。さすがにプロは違う。仕事が早い。
出で立ちもオシャレで、普段着っぽく見えるが全て自転車専用ウェアだとか。


それにしても、みんな凄い。
同じ機材でヨーイドンしたら、もしかしたらドンケツかも知れない。


その後は楽しいダウンヒル。道幅も広く、車通りも少ない道をただひたすら下る。
ダウンヒルのために登っている僕らは、我慢できずお先にGO。
次のチェックポイント、「ヤマハマリーナ浜名湖」に一足先に着いた。

その後、皆続々と到着するも、おもてなしは既に売り切れ。
そこで、記念写真を撮る事になった。


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参照:いまさら「ぐるっと浜名湖ツーリズム2010」 その1
  いまさら「ぐるっと浜名湖ツーリズム2010」 その2
  いまさら「ぐるっと浜名湖ツーリズム2010」 その3
  いまさら「ぐるっと浜名湖ツーリズム2010」 その4
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by kaze_soyogu | 2010-05-09 21:18 | ツーリングイベント&自転車旅 | Comments(1)


自転車をカッコよくカスタマイズ。そしてときどきポタリング。ある日突然シクロツーリストになったりも。


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