風そよぐ、晴れた海

大宮八幡・十五夜の神遊び その一

9月19日、杉並は大宮八幡の「第五回 十五夜の神遊び・月の音コンサート」に行って来ました。
月の音コンサートでは、「SOL」のギター、川内谷卓磨さんがかつてお世話になった深町純さんが出演されるとのことで、半分は深町さん目当てだったりもします(笑)

当日、夕暮れ時から夜の撮影にも拘らず三脚を持って来なかった(使用不可だと思っていた)、コンバージョンレンズのアダプターを忘れる等結構間の抜けたチョンボはありましたが、そんなことどうでもいいやと思えるほど美しい光景、虫の音包まれながらのコンサート等々に、ただただうっとりするばかりでした。


e0066210_1593922.jpg
浜田山の相方の家を出、善福寺川沿いを歩くことにします。若干遠回りですが、今日は道路沿いよりも安心して歩けること、緑に包まれながらゆったりとした気持ちを保つことの方が大事なのです。


表に出ると、雲に霞んだ空が控えめな紅を差していました。


e0066210_264669.jpg
善福寺川沿いを歩きます。
緑豊かな木々からは、夏の終わりを告げるツクツクボウシの鳴き声。川の水面辺りでは、秋の訪れを知らせるトンボの群れ。ツクツクボウシが緑の夏に幕を引き、赤とんぼが秋の実りを運んでくる。

善福寺川沿いの散歩道は、東京でそんな季節を感じることの出来る、数少ないスポットなのです。



e0066210_23431.jpg
善福寺川緑地沿いを進みます。
程よく鄙びた木造瓦屋根の休憩所。中には竹箒、熊手が立て掛けてありました。別にめずらしくも何でもないもの達ですが、その佇まいはどことなく懐かしさを感じさせるものがあります。

屋根に降り掛かった枯れ葉が泣かせます。


e0066210_234147.jpg
この向こう岸では、今日もおじさん方がカントリーセッションを楽しんでおりました。

彼らとは、今年の春に出会いました。彼女と一緒に、猫とじゃれたり、緑地ではしゃいでいる子供を眺めたりとのんびり散歩をしていると、心地良いカントリー調の曲が聞こえてきたのです。

音に釣られてふらっと足を進めると、いい歳をしたおじさんが、ギターやバンジョーを思い思いに掻き鳴らし、思いついたように音を重ねているじゃありませんか。
そしてピタッと合ったところで、「んじゃ行くか」と歌が入り、更に乗って来るとコーラスが入ってくる。あまり上手いとは言えないけれど、そんな自由な演奏と、春の暖かい陽気に誘われて、彼らをナンパ(笑)してしまいました。

「家にいてもさぁ、かーちゃんに追い立てられるだけだからな!わはははは^^;」
「夏・冬はやらない。秋口と春先だけ。暑いのはヤだし、冬は指固まっちまうからね(笑)」
「別に、何時いつここに集まってやろうって決めてるわけじゃないけどね。もっと人多い時もあるし、少ない時もあるよ」
「そうそう。来られる人だけ来てやってんの」
「にーちゃん何かやるの?なに、ギター?どういうのやんの?」
「んじゃあ、ちょっと歌おうか」

ツクツクボウシの声と共に、彼らはまた戻ってきました。木枯らしが吹き始めるまでのほんの僅かな時間、木々のギャラリーに素敵なセッションを届け続けることでしょう。

善福寺川緑地には、宝石のような素敵な時が散りばめられているのです。


e0066210_2338962.jpg

[PR]
by kaze_soyogu | 2005-09-21 02:27 | 寺と神社とお祭りと


自転車をカッコよくカスタマイズ。そしてときどきポタリング。ある日突然シクロツーリストになったりも。


by FucaNeus

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

検索

カテゴリ

最新の記事

フォロー中のブログ

外部リンク

以前の記事

タグ

その他のジャンル

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧