風そよぐ、晴れた海

大宮八幡・十五夜の神遊び その二

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様々なものに心惹かれながら、やっとここまで辿り着きました。杉並は大宮八幡の北参道、「北神門(赤門)」。迫り来る夕闇にぼうっと浮き立つ提灯の明かりが、これから始まる十六夜の宴へと誘います。

「いざない」は「誘い」と書くのか。初めて知った^^;(←不勉強)


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「一番向こう側のは昔ながらのラムネ。真ん中は夏っぽい青。手前のピンクはオススメだよ。これは桃の味なんだ。珍しいだろ」

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「どれが一番売れる?」
「・・・やっぱり昔ながらのだね(笑)」

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「みんな昔ながらの懐かしい味がいいって言うんだ。たまに小さい子が色に惹かれてピンクの買う程度さぁ。こういう祭りだからかね。」

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「あたしぁ毎年ここで店開いてるよ。そうだ。家は東京で三代続いてんだ。ほら、三代で江戸っ子って言うだろ」

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「あんたら知るねぇだろうが、昔はねぇ、生まれた時に善を拵えるんだ。しっかりした奴をね。ちゃぶ台なんて無い時代だもんだからさぁ」

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「それをずっと使い続ける。茶碗だって箸だってそうだよ?折れようが欠けようが新しいの買って貰えねぇんだ。」

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「箸が短くなるもんだから、茶碗手で持たねぇと善から転げ落ちちまう。だからちゃんと持つようになるんだ」
「僕は茶碗に手を添えないでいると、お前は犬かって!よく両親に怒られましたよ」

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「お膳だと足も伸ばせないしね」
「そうそう。だから姿勢がちゃんとするんだ。昔はそやって鍛えられたんだぜぇ」

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「あれだね、壊れたからって何でもほいほい買ってやるのは、俺ぁあんまし良くねぇと思うよ」
「だよねぇ。家の母親もあんまり買ってはくれなかったし。その方がいいのかもね」

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ラムネ売りの、戦前生まれの母と同世代のおじちゃんと話し込んでいるうち、日もとっぷりとくれ、境内の竹筒に火が灯っておりました。


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三脚も無く、場所も人の合間だったので、残念ながら深町さんはチラッとしか見えず、また写真を撮ることも出来ませんでした。
何より残念なのが、深町さんの喋りを聞けなかったこと(笑)「演奏してる時間よりも喋ってる時間の方が長いんですよ」とは、卓磨さんの弁(笑)

来年もまた、あのおじちゃんに会えたらいいな。終演の後、善福寺川の畔で相方手製の弁当を頬張りながら、ふとそう思ったのでした。



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by kaze_soyogu | 2005-09-23 03:07 | 寺と神社とお祭りと


自転車をカッコよくカスタマイズ。そしてときどきポタリング。ある日突然シクロツーリストになったりも。


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